寒い冬が終わり、ぽかぽか暖かい日も増え始める春。冬に使っていた厚手の掛け布団ではちょっと暑すぎるけど、夏用の掛け布団だとまだ寒い――。
寒暖差の激しい春は、「ちょうどよい掛け布団が見当たらない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな春におすすめの掛け布団は、ズバリ、以下のような掛け布団です。
春におすすめの掛け布団の選び方 ❶薄くて軽い「肌掛け・合掛け」がおすすめ ❷蒸れにくさ・通気性を重視して選ぼう ❸花粉対策を意識した掛け布団を選ぶのも良い |
薄くて軽いながらも保温性があるもの、そして少し暖かくなる季節に合わせて蒸れにくさや通気性を重視するのがおすすめです。また、花粉症の方なら花粉対策が講じてある掛け布団を選ぶのも良いでしょう。
この記事は「春におすすめの掛け布団」をテーマに、選び方はもちろん、おすすめの4つの素材(羽毛・真綿・羊毛・ポリエステル)について詳しく解説していきます。
また後半では、「どうせなら良い掛け布団を選びたい」という方に向けて、4つの素材ごとにおすすめの厳選商品を紹介します。
季節に合わせてピッタリの掛け布団を用意したい方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
1. 春におすすめの掛け布団8選(4素材×2選)
春におすすめの掛け布団の3つの条件を詳しく解説する前に、この記事の最後で紹介する掛け布団のラインナップを先に掲載します。
商品だけ先に確認したいという方はぜひチェックしてみてください。
※商品の情報は、2023年1月時点のものとなります。
※商品の価格は、全て公式サイトの表示価格を掲載しています。予告なく変更となる場合がありますので、詳細は販売店にお問い合わせください
2. 春におすすめの掛け布団の選び方
早速ここからは、春におすすめの掛け布団の選び方のポイントを解説していきます。
ひとくちに春といっても、3月の夜中はまだ寒いことも多く、逆に5~6月だと初夏に近く多少蒸し暑さを感じることもあるでしょう。時間帯によっても寒暖差がある点にも注意が必要です。
基本的な考えとしては、真冬に使う厚手の「本掛け」の掛け布団よりも薄くて軽くて蒸れにくいものを選ぶのがおすすめとなります。
また、春に花粉症の症状が強まる人がおおいため、花粉対策を意識した掛け布団を選ぶのもおすすめです。
商品 | 画像 | 価格(税込) | 詰め物 | 詰め物 重量 | 側生地 |
ポーランド産マザーグースダウン95%合掛け羽毛布団 | 44,000円 | 羽毛(ダウン) マザーグースダウン95% | 0.7kg | 超長綿100%(60サテン) | |
ポーランド産ホワイトグース95%肌掛け羽毛布団 | 19,999円
| 羽毛(ダウン) ポーランド産ホワイトグースダウン95%、フェザー5% | 約0.3kg | ポリエステル85%、綿15% | |
手引き近江真綿1kg入り真綿布団 | 108,900円
| 真綿(シルク)国内手引き真綿 | 1kg | 綿100% ダブルガーゼ | |
西川のウォッシャブル真綿肌掛け布団 | 110,000円 | 真綿(シルク)絹100%(近江手挽き真綿) | 0.5kg | 綿100% | |
ビラベック/ドライコーポゾーネン羊毛掛け | 71,500円
| 羊毛(ウール)羊毛100%(ロイマリンドウール)
| 2.3kg | 綿100% | |
ビラベック/ゾマースペシャル羊毛肌掛けふとん | 39,600円
| 羊毛(ウール)羊毛100%(ロイマリンドウール)
| 1.1kg | 綿100%(マコ・トリコット) | |
アルファソフト(つぶ綿)防ダニ布団 | 12,980円
| ポリエステル つぶ綿ポリエステル100% | 1.6kg | ポリエステル80%/綿20%(高密度生地) | |
ウルトラウォッシュ抗菌・防臭・防ダニ肌掛け布団 | 6,989円 | ポリエステル ポリエステル100%(ウルトラウォッシュわた) | わた量0.6kg | ポリエステル100% |
春におすすめの掛け布団の選び方 ❶薄くて軽い「肌掛け・合掛け」がおすすめ ❷蒸れにくさ・通気性を重視して選ぼう ❸花粉対策を意識した掛け布団を選ぶのも良い |
それぞれについて詳しく解説していきます。
2-1. 春におすすめの掛け布団は「肌掛け・合掛け」
掛け布団はその厚さによって「肌掛け」「合掛け」「本掛け」に大別されますが、春におすすめの掛け布団は、「肌掛け」または「合掛け」です。
真冬に使う「本掛け」をそのまま使いすぎると保温性が高すぎて暑すぎてしまうことがあるため、それよりも厚みが薄い「肌掛け」「合掛け」を選ぶのがおすすめです。
寒がりなのか暑がりなのか、住んでいる地域、部屋の気密性によってもおすすめの組み合わせは変わりますが、以下が、種類ごとにおすすめのシーズンを表した表です。
| 厚さ | おすすめのシーズン | 羽毛布団の場合の羽毛量 (シングルサイズ) | |
寒がり・寒い地域 | 暑がり・気密性が高い部屋 | |||
肌掛け | 薄手 | 夏 6月~9月ごろ | 春から秋の温かい時期 5月~10月ごろ | 0.3kg~0.4kg程度 |
合掛け | 中厚 | 春・秋 9月~10月ごろと 5月~6月ごろ | 秋から春まで 11月~4月ごろ | 0.6kg~1.0kg程度 |
本掛け | 厚手 | 冬 10月~5月ごろ | ー | 1.0kg~1.5kg程度 |
ただし、実際にはこの表の通りというわけではなく、条件や好みによって調整するのがおすすめです。
例えば、最近では気密性が高いマンションや常に冷暖房を付けている家が多いため、春から秋まで「肌掛け」を使い、冬を含む寒い時期には「合掛け」を使うという2枚使いで十分なケースも多いでしょう。
ただし、季節によってこだわってしっかり使い分けたい方、寒がりな方や寒い地域に住んでいる方は、夏は「肌掛け」、春秋に「合掛け」、冬に一番温かい「本掛け」と3種類を使い分けるのが理想です。
まとめると、春にそこまで温かい布団を求めない方は「肌掛け」、春でも温かさが欲しい方は「合掛け」を選ぶのがおすすめです。
2-2. 蒸れにくさ・通気性を重視して選ぼう
冬に使う掛け布団は「とにかく温かいものが欲しい」と保温性を意識して選ぶことが多いですが、温かい時期には蒸れにくさや通気性を重視するのがおすすめです。
保温性が高くなると布団の中の温度が高くなりすぎ、暑くて布団を剝いでしまい、結局風邪をひいてしまった…ということにもなりかねません。
蒸れにくく通気性が高い掛け布団の特徴 ❶中の素材に、蒸れにくく通気性が高い素材が使われている ❷側生地(布団の外側の生地)に、吸湿性・吸水性の良い素材が使われている |
掛け布団の素材だけでなく、側生地(布団の外側の生地)にもこだわる必要があります。
例えば羽毛掛け布団の場合、羽毛が飛び出さないように側生地に高密度なポリエステルが使われていると、通気性が非常に悪く、蒸れやすくなります。
蒸れにくい側生地の素材としておすすめなのは、綿、シルク、レーヨンなどです。逆におすすめできないのが、化学繊維のポリエステルです。
2-3. 花粉対策を意識した掛け布団を選ぶのも良い
春といえば花粉症の時期であり、悩まされている方も多いのではないでしょうか。そのようなケースでは、花粉対策を意識して掛け布団を選ぶのが良いでしょう。
花粉対策を意識した掛け布団の特徴 ❶自宅で丸洗いできる「ウォッシャブル」タイプを選べば、花粉が付いてもすぐに洗える ❷すぐ乾く「速乾」タイプなら外で干さなくてもすぐ乾き、花粉から布団を守れる ❸花粉やゴミが付きにくい「防汚加工」を選べば、花粉が付きにくくておすすめ |
掛け布団によっては商品説明に「花粉対策」と書かれている商品もあるので、意識して選んでみると良いでしょう。
また、掛け布団と合わせて、花粉が繊維の中に入り込まない布団カバーを選ぶのもおすすめです。
3. 春におすすめの掛け布団の3つの素材
ここからは、2章の内容も踏まえて、春におすすめの掛け布団の素材を解説していきます。
ひとくちに掛け布団と言っても、羽毛布団や羊毛布団、化学繊維を使用した布団などさまざまなものがあります。
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
❶羽毛(ダウン) | ◎ | ◎ | ◎ | 全てにおいて高水準でおすすめ |
❷真綿(シルク) | ◎ | ◎ | ◎ | 丸洗いできない商品もあるので注意 |
❸羊毛(ウール) | ◎ | ◎ | ◎ | 優れているがお手入れが難しい |
ポリエステル | △ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが アレルギー持ちの方にはおすすめ |
ガーゼ | △ | ◎ | ◎ | 保温性は低いため夏におすすめ |
麻 | △ | ◎ | ◎ | 軽くて涼しいため夏におすすめ |
綿 | 〇 | △ | ◎ | 重いため寝苦しさがある |
シンサレート | ◎ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが 温かさを求めるなら良いかも |
https://www.bedroom.co.jp/c/shingu/shingu_futon
春におすすめの掛け布団はズバリ、以下の3つです。
❶羽毛(ダウン) ❷真綿(シルク) ❸羊毛(ウール) |
暑がりの場合は「ガーゼ」 花粉が気になる方は「ポリエステル」 |
また、おすすめ3素材からは外れますが、暑がりの方には「ガーゼ」、そして花粉がどうしても気になる方には「ポリエステル」もおすすめです。
※なお、花粉を気にしない場合には、ポリエステルやシンサレートなど化学繊維を使用した掛け布団は、蒸れやすいためおすすめしません。ポリエステルは、あくまで花粉が気になる方におすすめです。
5つの素材それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
3-1. 羽毛(ダウン)の掛け布団【春におすすめの素材❶】
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
羽毛(ダウン) | ◎ | ◎ | ◎ | 全てにおいて高水準でおすすめ |
羽毛(ダウン)の掛け布団は、ダウンボールと呼ばれる水鳥のフワフワの部分を使用しています。
ダウンは保温性に優れていながら軽い特徴を持っており、温かくて軽い掛け布団を選びたい方にピッタリの素材です。
また、吸湿性・放湿性にも優れているため、春の温かい時期でも蒸れにくいのがメリットです。
保温性(温かさ)と放湿性(蒸れにくさ)を兼ね備えた羽毛布団は、たくさんある布団の素材の中でも寒暖差に対応しやすく、一年中使える布団といえるでしょう。
3-2. 真綿(シルク)の掛け布団【春におすすめの素材❷】
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
真綿(シルク) | ◎ | ◎ | ◎ | 丸洗いできない商品もあるので注意 |
真綿とは、蚕の繭(シルク)を引き延ばして作った綿のことをいいます。光沢があり、柔らかくて軽いのが特徴で、手触りが良い素材です。
真綿も羽毛と同じように保温性・軽さ・蒸れにくさを兼ね備えた素材なので、寒暖差が激しい春にぴったりの掛け布団素材といえるでしょう。とても柔らかいのでしなやかに身体に寄り添って、冷えを防いでくれます。
ただし、一般的に真綿(シルク)は水に浸すと縮んだり傷んでしまうため、家庭での丸洗いが難しい素材です。
最近では「洗える真綿布団」も発売されているため、清潔に保ちたい方はウォッシャブル対応の布団を選ぶのがおすすめです。
3-3. 羊毛(ウール)の掛け布団【春におすすめの素材❸】
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
羊毛(ウール) | ◎ | ◎ | ◎ | 優れているがお手入れが難しい |
羊毛(ウール)とは、文字通り羊の毛を使用した天然素材のことです。
羊毛も、羽毛や真綿と同じように温かさ(保温性)・軽さ・蒸れにくさを兼ね備えた素材なので、肌寒い時期と温かい時期の差がある春におすすめの掛け布団といえるでしょう。
繊維の表面が持つ「ウロコ状の縮れ」の形状が水分を吸収して空気中に放湿させるので、「蒸れにくさ」を重視したい方には特におすすめの素材です。
ただし、繊維同士が絡まりやすく縮みやすいため、自宅の洗濯機では羊毛の掛け布団は洗えないという難点があります。
お手入れの際は、見ずに濡れすぎないように注意しながら、手で優しく洗うようにしましょう。
3-4. 花粉症ならポリエステル素材もおすすめ【春におすすめの素材❹】
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
ポリエステル | △ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが アレルギー持ちの方にはおすすめ |
春は、スギ花粉やヒノキ花粉など多くの種類の花粉が飛散のピークを迎えるため、花粉症に悩まされる人が増える時期です。そんな花粉症の方におすすめの布団の素材がポリエステルです。
なぜならば、花粉やダニの侵入を防いだり、抗菌加工が施されたりという加工がされた「アレルギー対策布団」の多くがポリエステルが使用されているからです。
ポリエステルは凹凸が少ないため花粉が付着しにくく、付着しても落としやすい特徴があります。また、ダニやホコリも同じく付着しにくいため、こうしたアレルギーの方にも向いています。
さらに、家庭の洗濯機でも洗えるため、花粉をこまめにケアしたい方にぴったりなのです。
逆に、凹凸が多い羊毛(ウール)素材など毛足の長い素材は、花粉が付着しやすいので注意しましょう。
4.【素材別】春におすすめの掛け布団8選
春におすすめの掛け布団の特徴を確認したところで、ここからは具体的におすすめの商品をいくつか紹介していきます。
先ほど紹介した4つの素材別に2つずつピックアップしました。
4-1. 春におすすめの羽毛(ダウン)の掛け布団
羽毛(ダウン)は、温かさ・軽さ・蒸れにくさ全てにおいて高水準の布団素材です。どの素材の布団にするか迷ったら羽毛にすれば間違いありません。
ここでは、まだ肌寒い初春におすすめの掛け布団と、夏に近い晩春におすすめの掛け布団をそれぞれ紹介します。
なお、羽毛布団の選び方についてさらに詳しく知りたい方は、「【最新】羽毛布団の選び方を徹底解説!寝心地を決める5つのポイント 」の記事もぜひ参考にしてください。
❶初春におすすめ|ポーランド産マザーグースダウン95%合掛け羽毛布団
冬から春に移り変わる初春の時期は、肌寒さが残るため、ある程度の温かさを持った「合掛け」の羽毛布団がおすすめです。
こちらの羽毛布団は、人気の羽毛の産地ポーランド産のマザーグースを95%使用(内容量0.7kg)しており、保温性は抜群です。
さらに、クリーンオゾン加工やアレルGプラス加工もされているため、花粉やハウスダストが気になる方も清潔に使えるのが嬉しいポイントです。
良質な羽毛の代名詞でもあるポーランド産のマザーグースを使用した掛け布団は高級品ですが、この商品はかなりコスパに優れていておすすめです。
価格(税込) | 44,000円 |
メーカー | 日本寝具通信販売株式会社 |
サイズ | シングル(150×210cm) |
詰め物 | ポーリッシュマザーホワイトグースダウン95%、スモールフェザー5% |
詰めもの重量 | 0.7kg |
ダウンパワー | 440 |
側生地 | 超長綿100%(60サテン) |
キルト | 立体キルト加工 |
その他 | ダウンプルーフ加工、クリーンオゾン加工、アレルGプラス加工、SEK加工、CILブラックラベル、ポーランド原産地証明書、品質保証書(購入日より1年保証)、8ヶ所ループ付、収納ケース付、日本製 |
❷晩春におすすめ|ポーランド産ホワイトグース95%肌掛け羽毛布団
春の終わり頃、夏にさしかかる時期は、蒸し蒸しし始めて気温も高くなるため、羽毛量が多い布団では暑すぎてしまいます。
晩春の時期には、羽毛量が0.3kg~0.4kgほどの「肌掛け」羽毛布団がおすすめです。
良質な羽毛を使っていれば、羽毛量が少なくてもボリューム感があり、保温性も通気性も兼ね備えられています。
こちらの商品は、ポーランド産のホワイトグース95%を使用した羽毛布団です。ダックに比べて動物のにおいも気にならず、毎日快適に使えます。
価格(税込) | 19,999円 |
メーカー | こだわり安眠館 |
サイズ | シングル(150×210cm) |
詰め物 | ポーランド産ホワイトグースダウン95%、フェザー5% |
詰めもの重量 | 約0.3kg |
ダウンパワー | 440dp以上(プレミアムゴールドラベル取得) |
側生地 | ポリエステル85%、綿15% |
キルト | 立体キルト加工 |
その他 | 8ヶ所ループつき 新合繊軽量生地 |
「せっかくだから上質な羽毛布団を買いたい」という方には、ふるさと納税の返礼品で羽毛布団を選ぶ方法もおすすめです。ふるさと納税ならば、高額な羽毛布団であっても、自己負担2,000円で返礼品を受け取ることができるからです(控除上限額を超えずに寄付した場合)。 当サイトを運営している山梨県都留市でも、返礼品としてこだわりの羽毛布団を多数用意しています。ぜひオトクな制度をご活用ください。
出典:新津
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4-2. 春におすすめの真綿(シルク)の掛け布団
保温性・軽さ・蒸れにくさを兼ね備えた素材で、春におすすめの掛け布団といえるシルク。とても柔らかくしなやかなので、フィット感や掛け心地にこだわりたい方に特におすすめです。
シルクの掛け布団はピンからキリまでありますが、より良い質のものを選びたい方は、手引きで丹念に伸ばして作られた布団を選びましょう。
ブランドとしては、日本の伝統工芸品にもなっている純国産の近江真綿が有名です。
まだ肌寒い初春におすすめの掛け布団と、夏に近い晩春におすすめの掛け布団をそれぞれ紹介します。
❶初春におすすめの真綿布団|手引き近江真綿1kg入り真綿布団
寝具一筋100年以上の歴史を持つ布団店が作ったこちらの布団は、伝統工芸品「近江真綿」の手引き真綿掛け布団です。1kg(約3,000個の繭)を使った温かい布団なので、冬に近い春先にぴったりです。
手引き真綿布団とは、二人がかりで手作業でシルクの綿を引っ張って広げて重ねて作る布団のことです。
丁寧に作られた真綿布団はふわふわの感触で寝心地抜群です。商品ページには、職人さんが丹念に真綿を延ばしている作業工程の写真もあるのでぜひご覧ください。
価格(税込) | 108,900円 |
販売者 | ふとんのかざおか |
サイズ | シングルロング(150cm×210cm) |
詰め物 | 国内手引き真綿 |
詰めもの重量 | 1kg |
側生地 | 綿100% ダブルガーゼ |
キルト | 中の真綿がずれることが無い「和綴じ」仕立て |
その他 | ー |
❷晩春におすすめの真綿布団|西川のウォッシャブル真綿肌掛け布団
有名寝具メーカー西川のこちらの真綿肌掛け布団は、詰めもの重量0.5kgの薄手タイプで、夏に近づく晩春の頃におすすめの掛け布団です。
詰めものの絹には近江手引き真綿を使用しています。
洗える加工がなされているため、家庭の洗濯機で洗えるのがうれしいポイントです。汗ばむ時期に「洗える真綿布団が欲しい」という方におすすめです。
側生地にも絹100%を使用しているため、光沢があり、高級感があるお布団です。
価格(税込) | 110,000円 |
販売者 | 西川(MORRIS Galleryブランド) |
サイズ | シングル(150cm×210cm) |
詰め物 | 絹100%(近江手挽き真綿) |
詰めもの重量 | 0.5kg |
側生地 | 綿100% |
キルト | ー |
その他 | ご家庭の洗濯機で洗えます。ドラム式洗濯機では洗えない場合があります。 |
4-3. 春におすすめの羊毛(ウール)の掛け布団
羊の毛を使った羊毛(ウール)布団の歴史は古く、ヨーロッパでは質の高い眠りをもたらす「健康布団」として長年使われてきたそうです。
羊毛の持つ高い吸湿性・通気性を期待するならば、羊毛混(ポリエステルなどの合成繊維を混ぜた素材)ではなく、「羊毛100%」の掛け布団がおすすめです。
中でも評判が高いのは、ドイツの老舗寝具メーカー「ビラベック」の羊毛布団です。
ビラベックは1948年にヨーロッパで初めて羊毛布団を製造 した企業であり、ヨーロッパでの知名度はかなり高めです。
https://www.billerbeck.co.jp/company/
上質な羊毛の掛け布団を選びたいならば、ビラベックを選べば失敗しないでしょう。
まだ肌寒い初春におすすめの掛け布団と、夏に近い晩春におすすめの掛け布団をそれぞれ紹介します。
❶初春におすすめの羊毛布団|ビラベック/ドライコーポゾーネン羊毛掛けふとん
肌寒さが残る時期におすすめの羊毛布団がこちら、ビラベック社の「ドライコーポゾーネン羊毛掛けふとん」です。
別々にキルティングされた2枚の羊毛ふとんを組み合わせており、2枚の間に空気のクッション層ができているため断熱効果が高い温かい布団です。
科学的な処理をしていない羊毛を詰め物に使用しており、天然のひつじの毛が持つ吸湿・放湿・保温性がしっかり機能します。
価格(税込) | 71,500円 |
メーカー | ビラベック社(ドイツ) |
サイズ | シングル:150×210㎝ |
詰め物 | 羊毛100%(ロイマリンドウール) |
詰めもの重量 | 2.3kg |
側生地 | 表地:綿100%(マコ・サテン) 裏地:綿100%(マコ・トリコット) |
❷晩春におすすめの羊毛布団|ビラベック/ゾマースペシャル羊毛肌掛けふとん
こちらもドイツ社の羊毛ふとんの高級ブランド「ベルリック社」の掛け布団で、天然羊毛を1.1kg使用した「ゾマースペシャル」という肌掛けふとんです。
軽いのに温かい肌掛け布団で、湿気が多くなってくる晩春にもおすすめです。
ふとんの側生地には高級エジプト綿のマコトリコットを使用しており、とろけるようなサラっとした心地よさを感じることができますよ。
価格(税込) | 39,600円 |
メーカー | ビラベック社(ドイツ) |
サイズ | シングル(150×210cm) |
詰め物 | 羊毛100%(ロイマリンドウール) |
詰めもの重量 | 1.1kg |
側生地 | 綿100%(マコ・トリコット) |
その他 |
温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
△ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが アレルギー持ちの方にはおすすめ |
ポリエステルの掛け布団は、天然素材の羽毛布団や真綿、羊毛と比べると、多少蒸れやすさはあるため、一般の方にはそれほどおすすめしない素材です。
しかしながら、花粉症やハウスダストに悩むアレルギー持ちの方にはおすすめしたいため、あえて取り上げています。
3-4章で前述した通り、花粉対策が施された掛け布団の多くがポリエステルの掛け布団となっています。ポリエステルは凹凸が少ないため、花粉が付着しにくく落としやすい性質があるからです。
スギやヒノキの花粉が特に増える春に、花粉に特化して対策した掛け布団を選びたい方は、ぜひポリエステルかつ「花粉対策」を前面に押し出している掛け布団を選んでみましょう。
❶初春におすすめ|アルファソフト(つぶ綿)防ダニ布団
アルファソフト高密度生地を使用し、ダニの通過率0%を実現しているアレルギー対策ふとんです。ダニやハウスダストはもちろん、花粉が気になる方にも向いています。
中綿には、羽毛のような風合いの「つぶ綿ポリエステル」を使用しています。
肌布団よりも保温性が高い掛け布団なので、まだ冬の寒さが残る初夏におすすめです。縮みにくいポリエステルを使用しているため、丸洗いができるのも嬉しいポイントです。
防虫剤などの薬品は一切使用していないため安心して使うことができます。
価格(税込) | 12,980円 |
メーカー | ー |
サイズ | シングル(150×210cm) |
詰め物 | つぶ綿ポリエステル100% |
詰めもの重量 | 1.6kg |
側生地 | ポリエステル80%/綿20%(高密度生地) |
キルト | 立体キルト |
その他 | 丸洗いOK |
❷晩春におすすめの羊毛布団|ウルトラウォッシュ抗菌・防臭・防ダニ肌掛け布団
ポリエステル100%の「ウルトラウォッシュわた」を中材に使用しているこちらの肌掛け布団は、高密度生地でダニ通過率0%、ホコリが出にくい、特殊構造わたで速乾性がある特徴を持っています。
花粉・ダニ・ホコリをシャットアウトでき、洗濯しやすく、屋内でもすぐに乾くため、花粉を寝室に持ち込まずに快適な眠りをサポートしてくれるでしょう。
また、ふとん内部に侵入した細かい粒子まで洗い流せる形状をしており、いつでも清潔に保つことができます。汗ばみ始める晩春にだからこそ、丸洗いできて速乾性がある掛け布団がおすすめです。
価格(税込) | 6,989円 |
メーカー | ー |
サイズ | シングル(約150×210cm) |
詰め物 | 中材:ポリエステル100%(ウルトラウォッシュわた) |
詰めもの重量 | わた量0.6kg、総重量:約1.5kg |
側生地 | 表生地:ポリエステル100% 裏生地:ポリエステル100% |
まとめ
この記事は、「春におすすめの掛け布団とは?」をテーマに、おすすめの条件や商品を紹介してきました。最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
春におすすめの掛け布団の条件を考えてみたところ、以下の3つの選び方をおすすめします。
春におすすめの掛け布団の選び方 ❶薄くて軽い「肌掛け・合掛け」がおすすめ ❷蒸れにくさ・通気性を重視して選ぼう ❸花粉対策を意識した掛け布団を選ぶのも良い |
この条件に合う掛け布団の素材は、以下の通り、❶羽毛、❷真綿、❸羊毛です。
なお、花粉症が気になる方には、ポリエステルもおすすめです。
| 温かさ | 軽さ | 蒸れにくさ | 備考 |
❶羽毛(ダウン) | ◎ | ◎ | ◎ | 全てにおいて高水準でおすすめ |
❷真綿(シルク) | ◎ | ◎ | ◎ | 丸洗いできない商品もあるので注意 |
❸羊毛(ウール) | ◎ | ◎ | ◎ | 優れているがお手入れが難しい |
ポリエステル | △ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが アレルギー持ちの方にはおすすめ |
ガーゼ | △ | ◎ | ◎ | 保温性は低いため夏におすすめ |
麻 | △ | ◎ | ◎ | 軽くて涼しいため夏におすすめ |
綿 | 〇 | △ | ◎ | 重いため寝苦しさがある |
シンサレート | ◎ | ◎ | △ | 蒸れやすいためおすすめしないが 温かさを求めるなら良いかも |
https://www.bedroom.co.jp/c/shingu/shingu_futon
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