こだわりの羽毛布団を選ぶ時に「羽毛布団のランク」を参考にしたいという方は多いのではないでしょうか。
自分に合う羽毛布団を選ぼうとしている方の中には、
「調べれば調べるほど、どの商品がいいのか分からなくなってしまった」
「だからこそ、松竹梅のようなランクを見て、その中から選びたい」
「羽毛布団のランク一覧を見てから、自分に合うものを選定したい」
という方が多いように思います。
羽毛布団にはいくつもの選び方のポイントがあり、その選び方の軸ごとにランクがあるため、最適な商品を選ぶのがとても難しいものなのです。
そこで本記事では、羽毛布団のランクを考える際に重要な9つの項目ごとにランク一覧表をまとめました。
【羽毛布団の9項目ごとのランク一覧表】
項目 | ランク(高い順) |
羽毛の種類(グース・ダック) | アイダーダック(別格) > マザーグース > グース > ダック |
羽毛の産地 | ポーランド > ハンガリー > その他寒冷地 > 産地表記なし |
ダウン率(羽毛の割合) | 95%以上 > 93% > 90% > それ以下 |
ダウンパワー(かさ高) | 440dp以上 > 400dp以上 > 350dp以上 > 300dp以上 |
ゴールドラベル(品質推奨ラベル) | プレミアムゴールド>ロイヤルゴールド>エクセルゴールド>ニューゴールド |
CILギャランティーラベル | プラチナ>ブラック>ゴールド>シルバー |
側生地の素材 | 100番手の超長綿・シルク(絹) > 60番手以上の超長綿 > 綿やポリエステル混 > ポリエステルなど |
キルトの種類 | 特殊キルト・二層キルト > 立体キルト > 直キルト |
羽毛の清浄度(キレイさ) | 1000mm > 800mm > 500mm > それ以下 |
※ランクが高い高品質な羽毛布団を選びたいならば、赤文字のランクを選ぶのがおすすめです。 ※ゴールドラベルやCILギャランティーラベルについては、取得していない商品もあるため、ラベルが無くても気にする必要はありません。 |
上記の9項目は、羽毛布団をランクで選ぶ際に重要な選び方の軸となります。
以下に、各章へのリンクを用意したので、読みたい箇所が決まっている方はクリックして該当の部分からお読みください。
この記事のまとめ(以下のリンクから詳細に飛べます) |
2. 羽毛の産地のランク(ポーランド>ハンガリー>その他寒冷地) 3. 羽毛布団のダウン率のランク(95%以上>93%>90%) 4. 羽毛のダウンパワーのランク(440以上>400>350) 5. 羽毛布団のゴールドラベルのランク(プレミアム>ロイヤル>エクセル) 6. CILラベルのランク(プラチナ>ブラック>ゴールド>シルバー) |
なお、項目ごとにランクを付けてはいますが、「ランクが高い=全員にとって良いもの」ではない点に注意しましょう。
高級なものや温かさを求めるのか、それともコストパフォーマンスの高さや「そこそこの温かさ」でいいのかによって、選ぶべき羽毛布団は異なります。
ランクはあくまで目安にしつつ、「自分はどのレベルの羽毛布団が欲しいのか」をしっかり見極めることも大切です。
ぜひこの記事を最後までお読みいただき、自分にとっての最善の選択となる羽毛布団が見つかることを祈っています。
1. 水鳥の種類のランク(マザーグース>グース>ダック)
羽毛布団に使われる「水鳥の種類」には、品質順にランクがあります。
水鳥の種類によるランクの違いは、基本的には「水鳥の個体の大きさ」=「ダウンボール(羽毛の大きさ)」の違いで決まります。
これをランク順に示すと、以下のようになります。
アイダーダック(別格)>>>マザーグース>グース>ダック |
水鳥の種類とは、「羽毛がなんの鳥か」ということです。羽毛布団に使われている羽毛の種類には、グース(ガチョウ)やダック(あひる)の羽毛が使われています。
最もランクが高いアイダーダック(アイスランドに生息する保護鳥)は希少性が高く、羽毛布団の価格が100万円を超えることも珍しくありません。そのため、アイダーダックは別格(最高級品)として扱われます。
つまり一般的には、ランクの高い順に「マザーグース>グース>ダック」と理解しておけば問題ありません。
ダック(あひる)よりもグース(ガチョウ)の方が大きく成長するため大きなダウンボールを採取できます。また、グースの中でも、時間を掛けて育てた親鳥の方が丈夫で大きくしっかりしたダウンボールを採取できるため、ランクが高くなります。
もう一つの理由として、グースはダックよりも動物性の特有の臭さが無いため、ダックよりも好まれます。
【水鳥の種類ランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡羽毛はダックがおすすめ |
品質の高さを重視したい | ➡羽毛はマザーグースがおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡産地にこだわったマザーグースやアイダーダックを選択肢に入れよう |
2. 羽毛の産地のランク(ポーランド>ハンガリー>その他寒冷地)
羽毛に使われる水鳥の産地(原産国)にもランクがあります。どの国で育てられた水鳥なのかによって、羽毛の品質に違いが現れるからです。
実際には産地だけで羽毛の良し悪しは判断できませんが、人気のグースの産地ランクを高い順に並べると以下のようになります。
ポーランド > ハンガリー > ドイツ・ロシア・カナダなど > その他 |
羽毛布団に使われる羽毛の産地としては、寒冷地であることがまず条件となります。寒い外気から体温を保つために保温力が優れた羽毛が育つからです。
さらに、ポーランドやハンガリーは国家レベルで高品質な羽毛の育成に取り組んでいます。厳重な管理を徹底しているため、他の産地よりも質の高さに定評があります。
その他の寒冷地(ドイツ・ロシア・カナダなど)も品質が高い傾向がありますが、日本で人気の産地はやはり「ポーランド」、次に「ハンガリー」です。
なお、ダックの場合も人気の産地は似通っていますが、ダックの場合はフランスがランクインします。
【水鳥の産地ランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡産地表記がない羽毛布団がおすすめ |
品質の高さを重視したい | ➡ポーランドやハンガリーがおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡ポーランド・ハンガリーの中でも「マザーグース」がおすすめ |
3. 羽毛布団のダウン率のランク(95%以上>93%>90%)
羽毛布団のダウン率は、数値が高いほどランクが高くなります。
95%以上 > 93% > 90% > それ以下 |
羽毛布団のダウン率とは、ダウン(羽毛)がどのぐらい入っているかの割合を示したものです。
たとえば、ダウン率が90%の場合、羽毛布団の中身の90%がダウン(羽毛)で残り10%がフェザー(羽根)となります。
【羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の違い】
羽毛(ダウン) | 羽根(フェザー) |
水鳥の胸のあたりから採れる毛のこと。タンポポの綿毛のようにふわふわとしており、芯がないもの。保温性、吸湿性、発散性に優れていて、軽くて温かいのが特徴。 | 水鳥の翼の部分から採れる。湾曲した羽の軸があり、弾力性がある。羽毛より安い。 |
ダウン率が50%以上のものが「羽毛布団」と名乗ることができます。
ダウンの方がフェザーよりも保湿性・吸湿性・発散性に優れており、ダウン率が高い方が「かさ(膨らみ)」も大きくなります。
軽くて温かい羽毛布団を選びたければ、おおよそ90%以上がおすすめです。
なお、ダウン率にはプラスマイナス5%の許容誤差があり、表記上は90%でも実際のダウン率は85%という場合がありえます。また、ダウン率100%という商品は存在せず、最大でも98%(手で選別する場合)となります。
ハンドピック・手選別(手で羽毛を選別すること)でダウン率98%の商品は、かなり高価な商品となります。
【ダウン率ごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡90%(最低でも70%)の羽毛布団 |
品質の高さを重視したい | ➡93%以上がおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡手選別(ハンドピック)のダウン率95~98%の羽毛布団 |
4. 羽毛のダウンパワーのランク(440以上>400>350)
羽毛布団のダウンパワーは、数値が高いほどランクが高くなります。
440dp以上 > 400dp以上 > 350dp以上 > 300dp以上 |
ダウンパワーとは、羽毛1gあたりの体積を表した指標で、「dp」または「㎤/g」が単位として使われます。「膨らむ力」が強いほど、ダウンパワーは大きくなります。
膨らむ力が強いほど羽毛の間に空気を多く取り込むことができるため、暖かさを持続できます。また、軽くても暖かい質の良い羽毛布団となるのです。
一般に流通している羽毛布団は300dp以上のものがほとんどで、質の高い羽毛布団が欲しいなら400dp以上がおすすめです。また、最高級品を選びたいならば440dp以上を目安に選びましょう。
【ダウン率のランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡300dp以上の羽毛布団 |
品質の高さを重視したい | ➡400dp以上がおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡440dp以上がおすすめ |
5. 羽毛布団のゴールドラベルのランク(プレミアム>ロイヤル>エクセル)
出典:日本羽毛製品協同組合/羽毛ふとんの品質推奨ラベル「ゴールドラベル」
ゴールドラベルのランクは、以下のように定められています。
プレミアムゴールド>ロイヤルゴールド>エクセルゴールド>ニューゴールド |
ゴールドラベルとは、日本羽毛製品協同組合が認定している品質推奨ラベルです。多くの羽毛布団で採用されているラベルであり、羽毛布団の品質の基準として参考になります。
このラベルには、協同組合が定めた4つのランクがあり、それぞれに基準が設けられています。
例えば、最高品質の「プレミアムゴールド」は、ダウンパワー440dp以上、ダウン率93%以上、洗浄度1000mm以上、酸素計数4.8mg以下を全てクリアした羽毛布団が付けることができるラベルです。
プレミアムゴールドラベルを取得していれば高品質の羽毛布団、ロイヤルゴールドラベルを取得していれば「そこそこ高品質」の羽毛布団と判断できます。
ただし、「ゴールドラベルが付いていない=良くない」という訳ではありません。大手布団メーカーの西川やロマンス小杉などでは、独自の基準を持って厳格に羽毛布団の品質を管理しているため、このゴールドラベルを使用していません。
ゴールドラベルの表記がない場合には、ダウンパワーやダウン率を見て品質を判断しましょう。
【ゴールドラベルのランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡ニューゴールドラベルやエクセルゴールドラベル |
品質の高さを重視したい | ➡ロイヤルゴールドラベル以上がおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡プレミアムゴールドラベルがおすすめ |
6. CILラベルのランク(プラチナ>ブラック>ゴールド>シルバー)
CILギャランティーラベルのランクは、以下のように定められています。
プラチナラベル>ブラックラベル>ゴールドラベル>シルバーラベル>レッドラベル>グリーンラベル>イエローラベル |
※バージン羽毛(リサイクルではない羽毛)のランクです。
CILギャランティーラベルとは、一般財団法人 科学技術振興会(CIL)が認定している羽毛品質のラベルです。
CILギャランティーラベルは、先ほど紹介した日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルとは違い、「羽毛そのもの」のグレードを評価しています。
【CILギャランティーラベルの評価軸は4つ】
WWR-m | 羽毛原料1gあたりの軽暖性能 数値が高いほど、軽くて断熱効果・保温性能が高い |
ダウンパワー | 羽毛1gあたりの体積(cm³/g) |
フィルパワー | 羽毛1gあたりの体積(inch³/oz) |
かさ高 | 一定の条件で測定した高さ(mm) |
上記の評価軸以外にも、洗浄度や酸素計数、臭い、鳥種混合率などさまざまな条件をクリアした羽毛だけが認定を受けられます。
CILギャランティーラベル(バージン羽毛)には7段階がありますが、ランクが高く品質が良い羽毛布団を選びたいならば、プラチナ・ブラック・ゴールドは欲しいところです。
【ゴールドラベルのランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡ニューゴールドラベルやエクセルゴールドラベル |
品質の高さを重視したい | ➡ロイヤルゴールドラベル以上がおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡プレミアムゴールドラベルがおすすめ |
7. 側生地のランク(100番手の超長綿・シルク>60番手以上の超長綿)
側生地に明確なランクはありませんが、種類ごとに高級なものから廉価品までをあえてランク付けすると、以下のようになります。
100番手の超長綿・シルク(絹) > 60番手以上の超長綿 > 綿やポリエステル混 > ポリエステルなど |
羽毛布団の側生地(がわきじ)とは、布団の外側の生地のことです。寝る時に直接肌に触れる部分なので、側生地の素材にもこだわりたいものです。
以下が、羽毛布団によく使われる側生地の種類です。
【羽毛布団に使われる側生地の種類】
綿(コットン) | 通気性・吸放湿性に優れており蒸れにくいため、羽毛布団におすすめの側生地 |
超長綿(ちょうちょうめん) | 綿(コットン)の中でも「番手」(繊維の細さ)が細かいもの 番手が細かいほどなめらかで肌触りが良い 高品質なら50~60番手以上、最高品質なら100番手 |
シルク(絹) | かいこ(蚕)の繭から作られる天然繊維 肌触りの良さに定評があるが、お手入れのしにくさがデメリット |
ポリエステル | 安価な羽毛布団に良く使われる合成繊維 |
最高ランクの側生地には、100番手の超長綿やシルク(絹)が該当します。超長綿の中でも、スーピマコットンやインド綿など産地にこだわったものが使われることもあります。
寝心地や肌触りにこだわってある程度の品質を求めるならば、綿100%かつ60番手以上の超長綿がおすすめです。
【側生地のランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡ポリエステルや、ポリエステル混の側生地 |
品質の高さを重視したい | ➡綿100%(60番手以上の超長綿)の側生地 |
最高級のものを選びたい | ➡100番手以上の超長綿やシルク(絹)の側生地 |
8. キルトのランク(特殊なキルト>立体キルト>直キルト)
羽毛布団のキルトを明確にランク付けするのは難しいのですが、加工が難しいものほど高価になるため、以下のようになります。
特殊キルト・二層キルト > 立体キルト > 直キルト |
※ただし、春用の羽毛布団がほしいなど、そこまで温かさを求めない場合には「立体キルト」で十分なケースもあります。用途に応じて選んでみてください。 |
羽毛布団のキルトにはいくつも種類があり、キルトの構造によって羽毛布団の温かさに違いが現れます。
キルト構造の種類を分類すると、以下のようになります。
【羽毛布団のキルトの種類】
特殊キルト | 縫い目の形が特殊だったり、羽毛が移動しにくい構造をしていたり、特殊なキルティング加工をしているもの |
2層キルト | キルトの縫い目をずらすことで保温力が高いキルティング |
立体キルト | 表地と裏地の間に仕切りを作って高さを作り、保温力を向上させたキルティング |
直キルト | 表と裏の生地を直接縫い合わせているもの 縫い目の部分から冷気が入るため、保温性が低い タタキキルト・平キルトとも呼ばれる |
羽毛布団で多く採用されているのは「立体キルト」です。さらなる暖かさを求める場合には、特殊キルトや2層キルトなどがおすすめです。
しかしながら、保温性が高い=蒸れやすいデメリットが存在することもあり、温かければ良いとも限らないのが羽毛布団選びの難しさです。
なお、キルトの種類はメーカーごとにさまざまな表記を行っており、一概に比較できないのが難しいポイントです。
例えば西川の羽毛布団には、以下のようなキルトの種類があります。
・ファインクロスキルト(通常の立体キルトよりマス目が狭い) ・セーフティーカローキルト(羽毛がマス目の間を移動しにくい特殊キルト) ・グランポリゴンキルト(三角形と四角形を組み合わせた特殊キルト) |
キルトの切り方や詰め方のほか、羽毛の移動を防ぐ仕組み、えり元があたたかい工夫の有無などによってキルトの名前が変わります。
キルトの呼び名が各社で違うため一概にランク付けはできないため、あくまで参考程度に頭に入れておくことをおすすめします。
【キルトのランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡立体キルトでも安価なものがあるので立体キルトがおすすめ |
品質の高さを重視したい | ➡立体キルトでも品質の高い羽毛布団は見つかるのでおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡こだわりたいならば特殊キルトや二層キルトがおすすめ |
9. 羽毛の清浄度のランク(1000mm > 800mm > 500mm )
「羽毛の清浄度(羽毛の清潔さを表す指標)」をランク順に表すと、以下のようになります。
1000mm以上 > 800mm以上 > 500mm以上 > それ以下 |
羽毛の清浄度とは、羽毛がどれほどキレイに洗浄されているかを表す指標となります。
水鳥から採取された羽毛は、工場到着時には土やホコリなどの汚れが付いています。これをキレイに水で洗ってから羽毛布団に充填していきます。
清浄度は、羽毛を洗浄した水の透明度を意味し、500mmのように「ミリメートル」で表されます。清浄度500mmだと、500mm先(50cm先)の目印が見えることを意味します。
清浄度が1000mmなら1メートル先の目印が見えるということなので、相当キレイな水であることが分かりますね。
なお、日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルでは、最上位のプレミアムゴールドラベルと、次点のロイヤルゴールドラベルで1000mm以上を認定基準にしています。
また、CILギャランティーラベルでは、CILゴールド・ブラック・プラチナラベルで1000mmを基準に、CILイエロー・グリーン・レッド・シルバーラベルで800mmを基準としています。
このことから、ある程度の品質を求めるなら清浄度800mm以上、最高品質を求めるなら1000mm以上の羽毛を選ぶのがおすすめといえるでしょう。
なお、リーズナブルな羽毛布団ではそもそも清浄度の記載がないことがほとんどです。こだわりたいならば、清浄度にも注目してみましょう。
【清浄度ランクごとにおすすめの羽毛布団の選び方】
リーズナブルなものが良い | ➡清浄度の記載がないもの |
品質の高さを重視したい | ➡清浄度800mm以上がおすすめ |
最高級のものを選びたい | ➡こだわりたいならば清浄度1000mm以上がおすすめ |
10. できるだけランクの高い羽毛布団を選びたい場合のおすすめの組み合わせ
ここまで、それぞれの側面から、羽毛布団のランクについて解説してきました。
羽毛布団は、羽毛のランクだけでなく、ダウン率や側生地、清浄度などさまざまな要素によって品質に差が生まれます。
そのため、羽毛布団を選ぶ際には、今回紹介した9項目のランクを総合的に比較して判断する必要があります。
もし、ある程度の品質の高さを備えた羽毛布団を選びたい場合には、以下のようなスペックを選ぶのがおすすめです。
【高品質な羽毛布団を選ぶ場合のおすすめの組み合わせ】
項目 | ランク(高い順) |
羽毛の種類(グース・ダック) | マザーグース |
羽毛の産地 | ポーランドまたはハンガリー |
ダウン率(羽毛の割合) | 93%以上 |
ダウンパワー(かさ高) | 400dp以上 |
ゴールドラベル(品質推奨ラベル) | ロイヤルゴールド以上 |
CILギャランティーラベル | ゴールド以上 |
側生地の素材 | 60番手以上の超長綿、または シルク(絹) |
キルトの種類 | 立体キルト・特殊キルト・二層キルト |
羽毛の清浄度(キレイさ) | 800mm以上 |
※ゴールドラベルやCILギャランティーラベルについては、取得していない商品もあるため、ラベルが無くても気にする必要はありません。
上記の条件を参考に、あなたに最適な羽毛布団が見つかることをお祈りしています。
「品質の良い羽毛布団が欲しいけど、自分で購入するには値が張るな…」と考えてしまう場合には、税金控除の対象となる「ふるさと納税」の返礼品に選ぶのもおすすめです。 日本でトップクラスの質と量を誇る山梨県都留市では、ランクの高い高品質な羽毛布団を返礼品として数多くご用意しています。 ▼都留市ふるさと納税特設サイトのイメージ 食品以外の返礼品にチャレンジしたい方、控除上限額が高めの方などはぜひラインナップだけでもご覧ください。 |
まとめ
本記事では「羽毛布団のランク」について解説しました。最後に、9項目ごとのランク一覧表を再掲します。
【羽毛布団の9項目ごとのランク一覧表】
項目 | ランク(高い順) |
羽毛の種類(グース・ダック) | アイダーダック(別格) > マザーグース > グース > ダック |
羽毛の産地 | ポーランド > ハンガリー > その他寒冷地 > 産地表記なし |
ダウン率(羽毛の割合) | 95%以上 > 93% > 90% > それ以下 |
ダウンパワー(かさ高) | 440dp以上 > 400dp以上 > 350dp以上 > 300dp以上 |
ゴールドラベル(品質推奨ラベル) | プレミアムゴールド>ロイヤルゴールド>エクセルゴールド>ニューゴールド |
CILギャランティーラベル | プラチナ>ブラック>ゴールド>シルバー |
側生地の素材 | 100番手の超長綿・シルク(絹) > 60番手以上の超長綿 > 綿やポリエステル混 > ポリエステルなど |
キルトの種類 | 特殊キルト・二層キルト > 立体キルト > 直キルト |
羽毛の清浄度(キレイさ) | 1000mm > 800mm > 500mm > それ以下 |
※ランクが高い高品質な羽毛布団を選びたいならば、赤文字のランクを選ぶのがおすすめです。 ※ゴールドラベルやCILギャランティーラベルについては、取得していない商品もあるため、ラベルが無くても気にする必要ありません。 |
羽毛布団を選ぶ際には、羽毛の品質だけでなく側生地の素材やキルトの種類など、さまざまなポイントがあります。
ぜひこの記事を参考に、「自分が欲しい羽毛布団はこのぐらいのランクのものだ」と判断したうえで、条件に合う羽毛布団を選んでみてください。
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