「羽毛布団を10年洗っていないけど、大丈夫かな?」
「羽毛布団ってどのようなお手入れが必要?」
羽毛布団の匂いや汚れが気なり始め、「洗濯機で自分で洗えるのかな」とお悩みではありませんか?
羽毛布団は、羽毛の特性として基本的には水洗いができません。
匂いや汚れが気になる場合は、クリーニングを検討しましょう。
本記事では羽毛布団を10年洗っていない場合に考えられる汚れや、洗濯機・コインランドリーで洗うことを推奨しない理由について解説します。
さらに、羽毛布団を長く清潔に保つための正しいメンテナンス方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
羽毛布団は専門の布団業者に
依頼するのがおすすめ
1.羽毛布団を10年お手入れしていない場合に考えられる汚れ
羽毛布団を10年お手入れしていない場合に考えられる汚れは、以下の2つです。
- 花粉やダニ
- 汗や雑菌
適切なお手入れを怠ると上記の汚れが発生します。
正しいメンテナンスを行うことで、羽毛布団を長く清潔に使用できます。
それぞれの汚れの原因と布団の変化について解説します。
1-1.花粉やダニ
羽毛布団にカバーを使用していない、または定期的に陰干しを定期的に陰干ししていない場合は、羽毛布団に花粉やダニが蓄積している可能性があります。
ダニは温かい場所を好み、花粉は室内に持ち込まれて付着しやすいことが原因です。
ダニや花粉が蓄積すると、アレルギー症状が出たり、不快な匂いを感じる場合があります。
ダニ予防機能のついている羽毛布団を選んだり、カバーを定期的に洗ったりして、直接羽毛布団に汚れが付着するのを予防しましょう。
1-2.汗や雑菌の汚れ
羽毛布団にカバーをつけていない、または収納場所の通気性が悪い場合は、羽毛布団に雑菌が発生している可能性があります。
人は寝ている間に汗をかいたり、皮脂が分泌したりするため、湿気がこもりやすい環境になると雑菌が広がりやすい環境になるのです。
汗や雑菌が繁殖すると嫌な臭いが発生したり、健康に悪影響がでたりする可能性があります。
起床後に羽毛布団を畳み、定期的に干して湿気を逃がし、雑菌の繁殖を防ぎましょう。
2.羽毛布団は洗濯機やコインランドリーは基本的にNG
羽毛布団は洗濯機やコインランドリーで洗うのは推奨されません。
羽毛布団の特性を理解せずに、洗濯機やコインランドリーを使用してしまうと羽毛布団の本来の保温性が損なわれる原因になります。
それぞれ洗濯機やコインランドリーを推奨しない理由を解説します。
お子様が小さい、ペットと暮らしていてこまめに洗うことを叶えたい方は「洗える羽毛布団」や「ウォッシャブル」と記載のある、事前に洗うことが想定している羽毛布団がおすすめです。
2-1.洗濯機が推奨されない理由
羽毛布団の特性として水に弱いため、洗濯機で洗うことは推奨しません。
洗濯機で洗ってしまうと、羽毛が絡まり、ふんわり感が失われてしまい布団全体が硬くなります。
また、羽毛が十分にふくらまなくなってしまうので保温性が低下します。
家庭用の洗濯機では、羽毛が大きすぎて入らないこともあり、回転できたとしても十分な乾燥ができません。
十分な乾燥ができないと、湿気が残り、カビや雑菌が広がる恐れがあります。
2-2.コインランドリーが推奨されない理由
コインランドリーも洗濯機と同様に、水に弱い特性上、洗うことは推奨しません。
また、羽毛は熱にも弱いという特性があるため、乾燥機も不向きです。
無理に洗うと羽毛を破損させてしまい、保温力を失ってしまいます。
3.羽毛布団の洗濯は必要ない!正しいメンテナンス方法
羽毛布団の羽毛は天然素材のため、洗濯が不要です。
羽毛は自浄作用が優れており、油分が汚れを弾いて、内部に汚れが入りにくい構造になっています。
また、羽毛は通気性がよく、湿度を適度に吸収して放出するため、清潔な状態を保ちやすいのが特徴です。
羽毛布団を長く使うには3つのメンテナンスが重要です。
布団カバーをつける
布団をこまめに収納する
布団を干す
それぞれ予防できることやメンテナンス方法を解説します。
3-1.布団カバーをつける
側生地の汚れや破れを防ぐために布団カバーをつけましょう。
側生地とは布団を包む生地で、傷んでしまうと中から羽毛が飛び出す原因になります。
敷布団や掛け布団は直接洗えませんが、カバーをつけることでこまめに洗えます。
布団のカバーの洗濯頻度は1週間に1度がおすすめです。
汗や皮脂がダニの餌になりアレルゲンが発生する可能性があるので、気になる方は布団カバーをこまめに洗いましょう。
布団カバーの替えを用意しておくと安心です。
3-2.布団をこまめに収納する
羽毛布団を敷きっぱなしにすると湿気がこもりやすくなるため、起床後は畳んで収納しましょう。
湿気がこもると、布団が吸収して弾力性や保温性を失う原因になります。
畳んで収納することで、湿気を逃し、羽毛の寿命を延ばすことができます。
収納する場所はタンスやクローゼットの上部でじめじめとした環境でない場所が理想です。
長期的に片付ける場合は風を通してからケースに入れて保管しましょう。
防虫剤は必要ありません。
3-3.布団を干す
羽毛布団を干す際には湿気を取り除くために、短時間の陰干しがおすすめです。
具体的には羽毛の生地や羽毛自体に負担をかけずに湿気を取り除けるように、片面1時間ずつ、合計2時間程度を目安にしましょう。
直接日光に当たる場所で干すと色あせや生地を傷める可能性があります。
天気が悪くて干せないときは、布団専用の乾燥機や除湿機を使用するとよいでしょう。
4.羽毛布団の汚れが気になるならクリーニングを依頼する
羽毛布団の汚れが気になる場合は、布団専門のクリーニング店に依頼しましょう。
一般的なクリーニング業者と布団専門のクリーニング店で対応が異なります。
専門店では、低温乾燥や専用洗剤を用いた洗浄など、羽毛布団に特化したケアで羽毛の膨らみや保温性を維持しながらダニの駆除も行われるのがポイントです。
クリーニングの目安は年に3〜7年程度で、特に汚れや匂いが気になる場合や、羽毛の弾力が減少したときが適しています。
依頼する際には、羽毛布団の取り扱い経験が豊富で、適切な設備を持つクリーニング店を選ぶことが重要です。
クリーニング店は、使用する洗剤や乾燥方法が羽毛に優しいかどうか、事前に確認することをおすすめします。
専門店での適切なケアにより、羽毛布団を長持ちさせることができます。
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5.まとめ:羽毛布団は3~7年ごとに布団業者にクリーニングを依頼する
羽毛布団のクリーニングは専門業者に依頼するのが最適です。
専門店では、低温乾燥や専用洗剤を使用した洗浄で、羽毛布団の保温性や弾力性を維持しながら、ダニの駆除や汚れの除去も行います。
クリーニングの目安は3〜7年ごとで、特に汚れや匂いが気になる場合や、羽毛の弾力が減少したときに適しています。
専門のクリーニング店を選ぶ際は、羽毛布団の取り扱い経験が豊富で、羽毛に優しいケアを行っているか確認しましょう。
適切なケアで羽毛布団を長持ちさせることができます。
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