「羽毛布団と羽根布団の違いを知りたい」
「ダウンとフェザーは結局どちらを選べばよいのだろう?」
布団を購入する段階で表記の違いにお悩みではありませんか?
実は羽毛布団と羽根布団を比較すると、羽毛布団の方が圧倒的に機能性や寝心地が優れています。
羽毛布団と羽根布団を理解するには、使われている水鳥の部位や羽根の特徴を知ることが重要です。
本記事では羽毛と羽根布団の詰め物であるダウンとフェザーの違いや羽毛と羽根布団の定義、違いを徹底比較して解説します。
結論としては、つるねるでは寝心地や機能面から羽毛布団をおすすめしています、
詳しく選び方を知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【最新】羽毛布団の選び方を徹底解説!寝心地を決める5つのポイント
読み終えていただければ、羽毛布団と羽根布団の違いを理解して自分にあった布団を選ぶことができます。
1.ダウンとフェザーの違い
結論 | ダウンとフェザーの違いは水鳥の部位。 |
ダウンとフェザーの違いは水鳥の羽根の部位です。
フェザーはさらに、部位や大きさでフェザーとスモールフェザーに分かれます。
まずは、羽毛布団と羽根布団に使われているダウン・フェザー・スモールフェザーの使われているものや特徴について解説します。
1-1.ダウン
ポイント | 羽毛布団に主に使われているのは、ダウン |
ダウンは羽毛布団の詰め物として主に使用されています。
ダウンとは水鳥の胸元に生えている毛のことで、ふわふわとした触り心地が特徴です。
羽根軸がなく、タンポポのような綿毛のかたちをしている羽毛でダウンホールとも呼ばれます。
ダウンホールは寒いときに広がって空気を含み、暑いときには縮まって空気を流す性質があります。
ダウンは軽量で高い保温力があるのがポイントで、温度調整機能を兼ね備えているのがポイントです。
1-2.フェザー
ポイント | フェザーは掛け布団に使用していません。 |
フェザーは布団ではなく敷布団・枕・洋服・アクセサリーに使用されています。
一般的に羽毛布団には使用されません。
翼部分に生えている6.5cm以上の羽根をフェザーといい、真ん中に羽根軸があるのが特徴です。
1-3.スモールフェザー
ポイント | スモールフェザーはダウンと混合して羽毛布団に使われている。 |
スモールフェザーは羽毛布団と混合して使われています。
水鳥の腹部に生えている6.5cm未満の羽根をスモールフェザーといい、少しカーブした羽軸があるのが特徴です。
通気性は優れていますが、保温性が劣っています。
羽根全体が柔らかく、ダウンと混合すると弾力性を発揮するため羽毛布団に採用されています。
2.羽毛布団と羽根布団の区別
ポイント | 羽毛布団と羽根布団は詰め物の比率で決まります。 |
羽毛布団はJIS企画でダウンを50%以上使った布団で、50%未満のものは羽根布団と品質で定めています。
つまり、羽毛布団と羽根布団の詰め物は同じ素材で、ダウンとフェザーの割合によって区別されるということです。
例えば、羽毛布団はダウン90%フェザー10%のように記載してあります。
ダウンはスモールフェザーに比べて、羽根がたくさん空気を含むことができるので保温性に優れているという特徴があります。
具体的に羽毛布団や羽根布団の特徴について解説します。
2-1.羽毛布団
ダウンが50%以上使用されている布団を羽毛布団といいます。
ダウンとフェザーはダウンの比率が大きいほど保温性が高いのが特徴です。
理由はダウンホールが大きいため、たくさんの空気を含むことができるからです。
上記はダウンホールの断面のイメージ図です。
ダウンホールには水鳥によってグレードがあります。
羽毛に使用している水鳥はダック(アヒル)より、グース(ガチョウ)、さらにマザーグース(親鳥)という順に品質が上がります。
成熟するほど、放射状に出ている羽根枝が多く生えているため保温性が高くなります。
保温性の高い羽毛布団を選ぶには、ダウン率が高く品質がよい水鳥を選ぶことが重要です。
2-2.羽根布団
ダウンが50%未満の布団を羽根布団といいます。
羽根には弾力性や保温性がありません。
カサを出すにはある程度の重量をいれないといけないので、どうしても布団の総重量が重くなります。
通気性はよいですが、保温性は劣っています。
羽根布団は、重量や保温性が劣ることから羽毛布団の方が優れている、ということが分かります。
3.羽毛布団と羽根布団の違い
ポイント | 全項目比較して、羽毛布団を選ぶことがおすすめ |
前章では、羽毛布団と羽根布団は重量や保温性を比較すると羽毛布団の方が優れているということが分かりました。
この章では以下の点を比較し、どちらの布団がよいのか徹底的に比較します。
羽毛布団 | 羽根布団 | 特徴 | |
保温性 | ◎ | ✕ | 羽毛布団の方が、ダウンホールが大きいため保温性が高いです。 |
軽量 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は1つ1つのダウンホールが大きいため軽量、羽根布団は軽い分量が必要になります。 |
寝心地 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は肌触りがよく体にフィットしますが、羽根布団は硬い手触りでカサカサします。 |
臭い(におい) | ◎ | ✕ | 羽毛布団は通気性がよく臭いが溜まりにくいですが、羽根布団は湿気に弱く不潔になると臭いが発生する。 |
耐久性 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は打ち直しが可能で手入れと保管状態がよければ長持ちします。羽根布団は打ち直しができません。 |
手入れ | ◎ | △ | 羽毛布団の方が軽いため干しやすいのでお手入れが羽根に比べると楽です。 |
寿命 | 約10~15年 | 約5~10年 | 羽毛布団の方が、耐久性が高く寿命が長いです。 |
値段 | 高価 | 安価 | 最高の睡眠は羽毛布団の方がとれるので高品質なものは値段が高いです。羽根布団は比較的安価で購入できます。 |
上記の比較から羽毛布団と羽根布団の寝心地の違いは明確です。
日本は湿気が多い国なので、通気性がよく湿気を放湿してくれる羽毛布団が快適な睡眠をとることができます。
4.羽毛布団を選ぶにはふるさと納税がおすすめ
羽毛布団と羽根布団では、羽毛布団を選ぶ方が睡眠環境を整えることができます。
羽毛布団を購入するにはふるさと納税を利用するのがおすすめです。
羽毛布団はふるさと納税で返礼品として受け取る方法があります。
ふるさと納税は応援したい自治体に自由に寄付でき、寄付した金額を税額控除できます。
さらに、寄付した自治体からは、寄付金に応じた返礼品を受け取ることが可能です。
家族構成や寄付する人の年収によって控除上限額が決まっていて、控除上限額を超えない限り、自己負担額2,000円のみで返礼品を受け取ることができる、お得な仕組みです。
※自分の寄付上限額がいくらか知りたい方は、ふるさとチョイス「控除上限額シミュレーション」を活用ください。
年収800万円の方がふるさと納税の控除上限額が10万円の場合
1.ふるさと納税を利用して自治体に10万円を寄付し、返礼品を受け取る
2.寄付金控除の手続きを実施し、所得税と翌年度分の住民税のそれぞれから10万円が控除される
3.実質負担額2,000円で、返礼品を受け取ることができる
※控除上限額を超える寄付をすると、所得税や住民税から控除しきれず、自己負担額が増えてしまうためご注意ください。
5.まとめ
本記事では、羽毛布団と羽根布団の違いを徹底解説するために各布団の詰め物である「ダウンとフェザーの違い」について徹底解説しました。
第1章ではダウンとフェザーの違い を解説しました。
布団の詰め物に使われている水鳥の毛は、ダウンとフェザーとスモールフェザーに分かれます。
ダウンとスモールフェザーは羽毛布団に、フェザーは敷布団やファッションなど別の素材に使用されます。
第2章では羽毛布団と羽根布団の区別 を解説しました。
羽毛布団と羽根布団はダウンとスモールフェザーの比率によって名称が区別されます。
羽毛布団の中でもダウンの中にグレードがあることをお伝えしました。
ダウンの中でも水鳥のマザーグース、グース、ダックの順にダウンホールが大きいため選ぶならマザーグースが最も暖かく機能性に優れているのでおすすめです。
第3章では羽毛布団と羽根布団の違い を解説しました。
徹底的に比較するとすべての項目で羽毛布団が優れていることが明確です。
羽毛布団 | 羽根布団 | 特徴 | |
保温性 | ◎ | ✕ | 羽毛布団の方が、ダウンホールが大きいため保温性が高いです。 |
軽量 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は1つ1つのダウンホールが大きいため軽量、羽根布団は軽い分量が必要になります。 |
寝心地 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は肌触りがよく体にフィットしますが、羽根布団は硬い手触りでカサカサします。 |
臭い(におい) | ◎ | ✕ | 羽毛布団は通気性がよく臭いが溜まりにくいですが、羽根布団は湿気に弱く不潔になると臭いが発生する。 |
耐久性 | ◎ | ✕ | 羽毛布団は打ち直しが可能で手入れと保管状態がよければ長持ちします。羽根布団は打ち直しができません。 |
手入れ | ◎ | △ | 羽毛布団の方が軽いため干しやすいのでお手入れが羽根に比べると楽です。 |
寿命 | 約10~15年 | 約5~10年 | 羽毛布団の方が、耐久性が高く寿命が長いです。 |
値段 | 高価 | 安価 | 最高の睡眠は羽毛布団の方がとれるので高品質なものは値段が高いです。羽根布団は比較的安価で購入できます。 |
羽毛布団か羽根布団か購入を迷われたときは、寝心地や機能性が圧倒的に優れている「羽毛布団」を選びましょう。
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