気温差がある季節の変わり目に「布団の衣替えもしなくては」と思う方は多いでしょう。
しかしながら、どのような布団の選び方をすれば良いか分からない方がほとんどではないでしょうか。
結論からいうと、以下が、春夏秋冬の変わり目に最適な布団の衣替えをまとめたものです。
一見複雑に見えるかもしれませんが、要は、「薄い布団」と「中くらいの厚さの布団」、「一番厚い布団」の3種類を、季節の変わり目に応じて交換していくイメージとなります。
この記事では、季節の変わり目におすすめの布団の種類と、その理由、その布団の種類の中でも「どんな布団を選べばいいのか」まで詳しく解説していきます。
布団の種類を替える場合には、季節によってケアするポイントが異なるため、どういう点に注意すれば良いかも同時に説明していきます。
この記事を読むとわかること |
体調を崩しやすい季節の変わり目を快適に過ごしたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
1. 季節の変わり目の布団はこれで分かる|時期に合わせた布団の種類一覧
春から夏、夏から冬など、季節の変わり目に「布団の衣替えはどうしたら良い?」と考える方は多いでしょう。
以下は、季節ごとにおすすめな「布団の種類」を表したイラストです。
上記のイラストを見ながら、季節の変わり目に「どう布団を衣替えすればいいか」をまとめた以下の画像を見ると、理解しやすいでしょう。
なお、本掛け・合掛け・肌掛けというのは、布団の厚さの違いです。
羽毛布団の場合には、以下のように羽毛量が異なってきます。
【本掛け・合掛け・肌掛けの違い】
| 本掛け | 合掛け | 肌掛け |
厚さの目安 | 厚手 | 中厚 | 薄手 |
羽毛量(※) | 1.0kg~1.5kg | 0.6kg~1.0kg | 0.3kg〜0.4kg |
室温の目安 | 15℃以下 | 15℃〜24℃ | 24℃以上 |
使う季節 | 冬 | 春・夏など | 夏 |
価格帯 | 羽毛布団の場合 3万円~30万円程度 | 羽毛布団の場合 1万円~10万円程度 | 羽毛布団の場合 5千円~3万円程度 |
※羽毛量は、シングルサイズの場合の量です。セミダブルやダブルサイズなどの場合には、これよりも多い羽毛量が必要になります。 ※さらに詳しくは、「合い掛け布団とは?本掛け・肌掛けと比較・合い掛けを買うべきか解説」の記事も参考にしてください。 |
3種類も用意するのが難しい!という方は「2枚合わせ布団」 「2枚合わせ布団」とは、合掛け布団と肌掛け布団の2枚がセットになった商品をいいます。別々に使うこともできますし、真冬には2枚を合体させて使うこともできる優れものです。 2枚合わせ布団があれば、それぞれの組み合わせで季節の変わり目に対応できます。 |
2. 春→夏の季節の変わり目:合掛け→肌掛けに衣替えしよう
春から夏の季節の変わり目には、それまで使っていた「合掛け布団」から「肌掛け布団」に変更するのがおすすめです。
その理由と、より具体的なおすすめ布団の特徴について解説していきます。
2-1. 春→夏の季節の変わり目の問題点は【暑さと湿度】
春から夏への季節の変わり目で問題となるのは、暑さと湿度です。
夏になり気温が上がってくると、春に使われることが多い「合掛け布団」を暑いと感じる人が増えてきます。寝ている途中に掛け布団を蹴とばしてしまい、逆に風邪をひいてしまいかねないので注意が必要です。
具体的には、寝室の室温が24℃を超えてきたタイミングが、布団を衣替えするベストタイミングといえるでしょう。
また、夏は気温だけでなく湿度も高くなるため、同じ気温でも春よりも暑く感じます。
湿度が高いと掛け布団に湿気がこもりがちなので、春よりも「放湿性・通気性」にこだわった掛け布団に変える必要があります。
2-2.「肌掛け布団」がおすすめな理由は最も軽くて薄いから
春から夏への季節の変わり目で「肌掛け布団」がおすすめなのは、3つある布団(本掛け・合掛け・肌掛け)の中で最も軽くて薄い掛け布団だからです。
中厚の合掛け布団では少し暑すぎるため、最も中綿(なかわた)が少なくて、暖かさレベルが低い「肌掛け」が適しています。
最も軽くて薄いため、寝苦しい夏の夜にもしっかりと身体にフィットします。
なお、「夏は布団を掛けなくてもいいのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、できれば何かしらの掛け布団は用意することをおすすめします。
暑い夏でも掛け布団がおすすめの理由 |
さらに詳しい理由を知りたい方は、「夏も掛け布団はあるほうがいい!4つの素材の寝心地・価格を徹底比較」の記事もぜひ参考にしてみてください。
2-3. 春→夏の肌掛け布団は【素材・側生地・洗えるか】がポイント
春から夏への季節の変わり目で「肌掛け」布団を選ぶ際のポイントは、素材・側生地・洗えるかの3つです。
①【素材】保温性・吸湿性・通気性・軽量性が重要 |
①【素材】保温性・吸湿性・通気性・軽量性が重要
春から夏への季節の変わり目に最適な素材の特徴は、「適度な暖かさを持っていること」「蒸れにくいこと」、そして「軽いこと」です。
以下は、5つの素材別に各項目を比較した表です。
全てにおいて高水準な中綿素材は「羽毛(ダウン)」です。ただし、保温性を重視しない場合には、肌触りを重視して「麻(リネン)」や「真綿(シルク)」を重視すると良いでしょう。
また、洗いやすさを重視する場合には、耐久性が高い「木綿(コットン)」や「接触冷感素材」がおすすめです。
②【側生地】さらっとした肌触りが快眠のポイント
春から夏への季節の変わり目には、側生地(布団の外側の生地)も重要です。
春から夏にかけては、湿度が高くなり寝苦しさが増すため、肌に直接触れる側生地の肌触りが、快適な眠りに大きな影響を与えます。
具体的には、「超長綿」という細い糸を使用した綿100%の生地やシルクがベストです。
また、ひんやりした触感を得たいならば、側生地に「接触冷感素材」を使っている布団も良いでしょう。
③【洗えるか】清潔に保てるウォッシャブルがおすすめ
春から夏にかけては、汗の量が増えて布団に湿度がこもりやすくなるため、「洗えるかどうか」も重要な要素となります。清潔に保つためには、木綿や麻、ポリエステルなど洗える素材がおすすめです。
通常は洗えない羽毛布団やシルクの掛け布団も、商品によっては洗える加工が施されているものがあります。
その他、抗菌や防臭、防ダニなど、メンテナンスしやすい高機能を備えた肌掛け布団もおすすめです。
さらに具体的に夏の肌掛け布団のおすすめを知りたい方は、「夏におすすめの掛け布団とは?ムレずに軽く寝心地が良い布団10選」の記事もぜひご覧ください。
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3. 夏→秋の季節の変わり目:肌掛け→合掛けに衣替えしよう
夏から秋の季節の変わり目には、薄手の「肌掛け布団」から、中厚の「合掛け布団」に変更するのがおすすめです。その理由と、より具体的なおすすめ布団の特徴について解説していきます。
3-1. 夏→秋の季節の変わり目の問題点は【肌寒さ】
夏から秋への季節の変わり目で問題となるのは、肌寒さです。
夏に使っていた薄手の布団やタオルケットでは肌寒さを感じ始めるため、より厚みがあり暖かい布団を用意する必要があります。
具体的には、寝ている部屋の温度が24℃を下回るようになったら、「肌掛け布団(薄手)」から「合掛け布団(中厚)」に切り替えるのがおすすめです。
なお、夏に使っていた「肌掛け布団」は、そのまま収納せず、湿気やダニをしっかり取り除きましょう。天日干しだけではダニを除去することが難しいため、クリーニングやコインランドリーの利用をおすすめします。
3-2.「合掛け布団」がおすすめな理由は【ほどよい厚みと保温性】
夏から秋への季節の変わり目で「合掛け布団」がおすすめなのは、3つある布団(本掛け・合掛け・肌掛け)の中で、「本掛け」よりも厚すぎず「肌掛け」よりも薄すぎない、ちょうどよい厚みだからです。保温性も、ちょうど良い真ん中のレベルとなります。
合掛け布団に適している室温は「15℃から24℃程度」で、春や初夏、秋、初冬までもっとも長く使える布団の種類となっています。
3-3. 夏→秋の合掛け布団は【ちょうど良い暖かさ】がポイント
夏から秋に移り変わる時期の布団の衣替えでは、ちょうど良い暖かさの合掛け布団を選ぶことがポイントとなります。
そのためには、中綿(なかわた)の素材にこだわる必要があります。
保温性が低い素材を選んでしまうと暖かさが足らずに寝冷えの原因となってしまいます。
逆に暖かすぎる素材を選んでしまえば、暑さによる寝苦しさで快眠できないでしょう。
夏から秋にかけては気温が安定しないため、保温性・断熱性が高すぎるシンサレートや人工羽毛などの化学繊維の布団を使ってしまうと、逆に体調を崩してしまう危険性があります。
夏から秋にかけての布団 は、自然素材である羽毛布団や真綿布団(シルク)の合掛け布団、そして綿毛布(コットン)がおすすめです。
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4. 秋→冬の季節の変わり目:合掛け→本掛けに衣替えしよう
寒さが増してくる「秋から冬への季節の変わり目」には、中厚の「合掛け布団」から、厚手の「本掛け布団」に変更するのがおすすめです。
4-1. 秋→冬の季節の変わり目の問題点は【厳しい寒さ】
秋から冬への季節の変わり目で問題となるのは、気温の低下による「厳しい寒さ」です。特に雪が降る地域など寒さが厳しいエリアでは、今まで使っていた「合掛け布団」だけでは寒い夜をしのぐのが難しくなるでしょう。
具体的には、寝ている部屋の温度が15℃以下になる場合には、「合掛け布団(中厚)」から「本掛け布団(厚手)」に切り替えるのがおすすめです。
なお、布団の衣替えをして、それまで使っていた「合掛け布団」をしまう場合には、事前に湿気やダニをしっかり取り除いておくことをおすすめします。天日干しだけではダニを除去することが難しいため、クリーニングやコインランドリーを利用しましょう。
※ただし、西日本など温暖な地域に住んでいる場合や、エアコンで室内の温度を暖かく保っている方など、「合掛け布団」のままで良いケースもあります。 最近では気密性や断熱性に優れている家が増えているため、本掛け布団までは要らないという家庭も多いようです。 布団は「合掛け布団」のみで、毛布やタオルケットをプラスして真冬を乗り切るという選択肢もあります。 「本掛け布団」を用意するかどうかは、部屋の室温や好みもありますので、個人の状況に応じて使い分けましょう。 |
4-2.「本掛け布団」がおすすめの理由は最も暖かいから
秋から冬への季節の変わり目で「本掛け布団」がおすすめなのは、3つある布団(本掛け・合掛け・肌掛け)の中で、「本掛け布団」が最も厚みがあり暖かい掛け布団だからです。
羽毛布団の場合、羽毛量が0.6kg程度の合掛け布団に対して、本掛け布団は1.0kg~1.5kgとたくさんの羽毛が充填されています。厚みもあり、ふっくらとした布団の中で暖かさが保たれて、冬の厳しい寒さを乗り切ることができるのです。
なお、羽毛はもともと軽い素材なのですが、綿やシルクなどの素材の場合、本掛け布団は重くなってしまうので注意が必要です。
4-3. 秋→冬の本掛け布団は【暖かさ+軽さ】がポイント
秋から冬への季節の変わり目で「本掛け布団」を選ぶ際のポイントは、暖かさと軽さの2つがポイントとなります。
最も厚みがある「本掛け布団」は、中綿(なかわた)の素材によっては「重くなりすぎてしまう」のが欠点です。
例えば、昔ながらの木綿の掛け布団の場合、真冬用の本掛け布団は4kgとかなり重くなってしまいます。
一般的には総重量が4kgを超えてくると「重い」と感じる方が多いようです。
掛け布団が重いと、圧迫感を感じたり、持ち運びが大変だったりという弊害があります。
そのため、冬に使う掛け布団は暖かさと軽さを兼ね備えた布団がおすすめです。
暖かさと軽さを兼ね備える中綿(なかわた)素材のおすすめは、羽毛、人工羽毛、シンサレートの3つです。
【保温性と軽量性に優れた本掛け布団】
中綿の素材 | 重さの目安 (※) | メリット | デメリット |
羽毛 (天然素材) | 2kg程度 | 迷ったらこちらがおすすめ 軽さ・保温性・蒸れにくさ(吸湿性・放湿性)全てにおいて優れている | 気軽に洗えない 価格が高め |
人工羽毛 (化学繊維素材) | 2kg程度 | 気軽に羽毛布団を楽しみたい方向け 軽さと保温性に優れている 洗濯機で洗えてホコリも出にくい 価格が安い | 吸湿性が低い 静電気で中綿が固まりやすい |
シンサレート (化学繊維素材) | 2kg程度 | 暖かくて薄い布団が良い方におすすめ 軽さ・保温性に優れている かさばらないため収納しやすい 洗濯機で洗える | 放湿性が低く体温調節ができない 体にフィットしにくい |
中でも、保温性・軽量性・吸放湿性をすべて兼ね備えているのは、自然素材である羽毛布団です。人工羽毛やシンサレートは暖かくて扱いやすい一方、吸放湿性は低く蒸れやすいので注意しましょう。
睡眠の質にこだわる方には、羽毛の本掛け布団をおすすめします。
5. 冬→春の季節の変わり目:本掛け→合掛けに衣替えしよう
冬から春の季節の変わり目には、厚手の「本掛け布団」から、中厚の「合掛け布団」に変更するのがおすすめです。
その理由と、より具体的なおすすめ布団の特徴について解説していきます。
5-1. 冬→春の季節の変わり目の問題点は【暑苦しさ】
寒さが和らいでくる冬から秋への季節の変わり目で問題となるのは、暑苦しさです。真冬に使う本掛けはかなり保温性が高いため、春に向かって気温が上がってくると暑すぎてしまうのです。
具体的には、寝ている部屋の室温が15℃を超えてくると、厚手の「本掛け布団」では暑すぎると感じ始めるため、本掛けよりも薄い「合掛け布団」に切り替えることをおすすめします。
布団の種類を変えて「本掛け布団」をしまう場合は、湿気やダニをしっかり除去してから収納しましょう。天日干しだけではダニを除去することが難しいため、クリーニングやコインランドリーの利用をおすすめします。
5-2.「合掛け布団」がおすすめな理由は【ほどよい保温性】
冬から春への季節の変わり目で「合掛け布団」がおすすめなのは、3つある布団(本掛け・合掛け・肌掛け)の中で、「本掛け」よりも厚すぎない、ちょうどよい厚みだからです。
保温性も、ちょうど良い真ん中のレベルとなります。
冬から春にかけては「三寒四温」といって、寒い日と暖かい日が繰り返されながらだんだんと気温が上がっていくため、いきなり「肌掛け」にしてしまうとまだ寒く感じてしまいます。
そのため、ほどよい暖かさを持つ「合掛け布団」がベストなのです。
合掛け布団に適している室温は「15℃から24℃程度」で、冬の終わりから春、初夏まで活用できます。
5-3. 冬→春の合掛け布団は【保温性・通気性・花粉対策】がポイント
冬から春に移り変わる時期の布団の衣替えでは、保温性と通気性、花粉対策の3つがポイントとなります。
①【保温性】肌寒い日も続くので、ある程度の暖かさが重要 |
①【保温性】肌寒い日も続くので、ある程度の暖かさが重要
2月や3月など冬から春にかけての季節の変わり目は、3日寒い日が続いた後に4日暖かい日が続くなど、寒暖の差がしばらく続きます。
3月の関東でも雪が降ることもあり、油断できないのが季節の変わり目です。
「暖かくなってきたな」と感じても、冬から春にかけては、ある程度の保温性を持った合掛け布団がおすすめです。
最もおすすめなのはやはり、保温性をしっかりと備えた羽毛布団です。
②【通気性】冬より湿度が高くなるため蒸れにくさも重視したい
空気が乾燥する冬と比べると春は湿度が高くなるため、蒸れにくく通気性が高い素材がおすすめです。
中綿(掛け布団の中身)の素材はもちろん、側生地(布団の外側の生地)にもこだわって、吸放湿性や通気性に優れた素材を選びましょう。
・中綿素材のおすすめ:羽毛(ダウン)、木綿(コットン)、羊毛(ウール)など
・側生地のおすすめ:綿、シルク、レーヨンなど
吸放湿性の観点から選ぶ場合にはやはり天然素材がおすすめです。
また、中綿が羽毛であっても、側生地に高密度なポリエステルなど化学繊維が使われていると通気性が悪くなり、蒸れやすくなるので注意しましょう。
③【花粉対策】アレルギーの方は花粉対策で選ぶのもおすすめ
冬から春にかけての季節の変わり目は、花粉症などのアレルギーが出やすい時期です。
そのため、花粉対策が施されている布団を選ぶのもおすすめです。
花粉対策を意識した掛け布団には、自宅で丸洗いできる「ウォッシャブル」タイプや、花粉がゴミが付きにくい「防汚加工」などの機能があります。
こうしたタイプの掛け布団は化学繊維を使用したものが主流となるため吸放湿性は劣りますが、アレルギー対策としてはおすすめです。
また、掛け布団と合わせて、花粉が繊維の中に入り込まないような「花粉対策済みの布団カバー」を使用するのも良いでしょう。
体質や生活スタイルに合わせて、重視するポイントを取捨選択して自分に合う合掛け布団を選んでみましょう。
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6. 季節の変わり目の布団に迷ったら気温を確認しよう
ここまで、季節の変わり目に最適な布団の種類について解説してきました。最後に、あらためて、気温別に「快適とされる布団の種類」をまとめておきます。
なお、布団の種類を決める時には、外の気温ではなく、寝る部屋の室温を基準にするようにしましょう。いくら外が寒くても部屋の中が暖かいのならば、布団もそれほど厚い必要はないからです。
室温と、快適に眠れる布団の種類の関係は以下の表のようになります。
【室温と布団の種類の関係】
寝る部屋の室温 | 本掛け | 合掛け | 本掛け |
15℃未満 | ◎ 本掛け一枚 | 〇 合掛け+毛布など | ✖ |
15℃から24℃ | △ 寒がりの方なら | ◎ 合掛け一枚 | 〇 肌掛け+毛布など |
24℃以上 | ✖ | △ 寒がりの方なら | ◎ 肌掛け一枚 タオル一枚でも |
部屋の室温が15℃を下回る場合には、最も厚みのある「本掛け」がおすすめです。
ただし、機密性が高い部屋や暑がりの方などは、合掛けと毛布・タオルケットなどで対応することもできるでしょう。
7. 最適な布団は住環境や好みによっても異なる
ここまで、季節の変わり目に最適な布団についてのさまざまな情報を解説してきました。
しかしながら、本記事で述べたのはあくまで一般的な情報です。
最適な布団は住環境や好みによって異なり、人それぞれ違ってきます。
たとえば、外気温にかかわらず部屋の気温を一定にしているような方だと、一年中「肌掛け布団で良い」という方もいます。
冷暖房で気温を一定に保ち、肌掛け布団のみを一年中使っている高級ホテルなどもあります。
雪国にお住いの方や寒がりの方であれば、「肌掛け」は使用せずに「本掛け」と「合掛け」を使って春夏秋冬を過ごしている方もいるでしょう。
また、今回は「肌掛け」「合掛け」「本掛け」の使い分けをメインに解説しましたが、「肌掛け」と「合掛け」がセットになった「2枚合わせ布団」を使って一年で使い分ける方法もあります。
実際にどの布団が必要になるかは体感してみないと分からないものです。
本記事で紹介した内容はあくまで参考程度にしていただき、自身の環境や体質に合わせて布団を買い足すことをおすすめします。
最初に何を買えばいいか迷ってしまうという方は、まずは「合掛け布団」または「2枚合わせ布団」を買っておけば問題ないでしょう。
使っていくうちに、自分にあった布団の種類を買い足していきましょう。
「品質の良い羽毛布団が欲しいけど、自分で購入するには値が張るな…」と考えてしまう場合には、税金控除の対象となる「ふるさと納税」の返礼品に選ぶのもおすすめです。 日本でトップクラスの質と量を誇る山梨県都留市では、ランクの高い高品質な羽毛布団を返礼品として数多くご用意しています。
▼都留市ふるさと納税特設サイトのイメージ
食品以外の返礼品にチャレンジしたい方、控除上限額が高めの方などはぜひラインナップだけでもご覧ください。
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まとめ
本記事では、季節の変わり目の布団についての情報を解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。
▼季節の変わり目にぴったりの布団の種類
春→夏:合掛け(中厚)➡肌掛け(薄手) 夏→秋:肌掛け(薄手)➡合掛け(中厚) 秋→冬:合掛け(中厚)➡本掛け(厚手) 冬→春:本掛け(厚手)➡合掛け(中厚) |
▼春→夏の季節の変わり目:合掛け→肌掛け
「肌掛け」布団を選ぶ際のポイント ①【素材】保温性・吸湿性・通気性・軽量性が重要 ②【側生地】さらっとした肌触りが快眠のポイント ③【洗えるか】清潔に保てるウォッシャブルがおすすめ |
▼夏→秋の季節の変わり目:肌掛け→合掛け
・ちょうど良い暖かさの自然素材である羽毛布団や真綿布団(シルク)の合掛け布団、そして綿毛布(コットン)がおすすめ |
▼秋→冬の季節の変わり目:合掛け→本掛け
・素材のおすすめは、羽毛、人工羽毛、シンサレートの3つがおすすめ |
▼冬→春の季節の変わり目:本掛け→合掛け
①【保温性】肌寒い日も続くので、ある程度の暖かさが重要 ②【通気性】冬より湿度が高くなるため蒸れにくさも重視したい ③【花粉対策】アレルギーの方は花粉対策で選ぶのもおすすめ |
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。しっかり適切な寝具を選んで、快適に過ごしましょう。
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