
「マットレスで睡眠の質が上げられるって本当?どんなマットレスが良いのかな?」
「マットレスの種類が多すぎて選べない。睡眠の質が良くなるマットレスは何を見ればわかるの?」
マットレスは、睡眠の質と深く関わっています。
体に合った適切なマットレスで眠ることで、質の高い深い眠りを手に入れることができます。
この記事では、マットレスが睡眠の質に与える影響に言及した上で、良質のマットレスを選ぶポイントを解説します。
また、素材や形状で分けられるマットレスの種類、それぞれの違いや特徴をくわしく説明します。
マットレスの種類 | おすすめする人 |
①高反発ウレタン |
|
②低反発ウレタン |
|
③高弾性ウレタン |
|
④高反発ファイバー |
|
⑤ラテックス |
|
⑥ボンネルコイル |
|
⑦ポケットコイル |
|
各種、おすすめの商品も紹介しますので、あなたに合うマットレスを選ぶ際の参考にしてください。
【この記事をおすすめしたいのはこんな人です!】
|
マットレスは、通販サイトで購入するより実物に触れて決めたいという方も多くいますが、良質かどうか判断する指標がなければ、実際店舗に行っても適切な商品は選べません。
後半では、「店舗で睡眠の質を高めるマットレスを見極める秘訣」を伝授しますので、しっかり把握して、“試し寝”の機会に役立ててください。
この記事を読めば、眠りとマットレスの知識が深まり、あなたの睡眠に寄り添うマットレスが選べますので、ぜひ最後まで目を通してもらえたらと思います。
目次
1.マットレスは睡眠の質に影響を与える
まず1章では、マットレスが睡眠の質に与える影響について解説します。
|
マットレスと睡眠の深い関わりについて、しっかり理解していきましょう。
1-1.【4つの条件】睡眠の質を高めるマットレス
寝具の中でも特にマットレスは、睡眠の質に大きな影響を与えます。
自分の体に合った適切なマットレスを選ぶことで、より質の高い深い眠りを手に入れることができます。
ただ適切なマットレスは、体型や寝姿勢、好みによって人それぞれ異なるため、一概に「これが良い」と断定はできません。
共通する条件としては、次を満たすものが良いと考えられます。
|
1-1-1.寝返りしやすい
1つ目の条件は、寝返りのしやすいマットレスであることです。
寝返りのしやすいマットレスとは、自分の体に合った「硬さ」があるマットレスのことです。 マットレスが柔らか過ぎると、体が沈み込んでしまい寝返りがうちにくくなります。 ただ、硬すぎると、体にフィット感がなくリラックスできないため、正常な寝返りはしにくいです。 よって、「フィット感はありつつ、一定の硬さがあるマットレス」が、寝返りのしやすいマットレスといえます。 |
寝返りには、質の良い睡眠を得るのに重要な3つの役割があります。
①睡眠段階を移行させるスイッチ
②血液の循環パターンの変化を促す
③体温・寝床内気功の調節
質の良い眠りには、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』を繰り返す、睡眠の周期が重要になります。
寝返りは、良いタイミングでレム睡眠からノンレム睡眠、ノンレム睡眠からレム睡眠へと睡眠段階を移行させるスイッチのような役割を果たします。
※レム睡眠:体は寝ているが脳は活動している眠りのこと
ノンレム睡眠:体も脳も眠っている深い睡眠のこと
1-1-2.仰向けで自然な寝姿勢が保てる
2つ目は、仰向けの姿勢で、体に違和感のない自然な寝姿勢が保てることです。
自然な寝姿勢は、地面に立っているときの姿勢をイメージしてください。 立っている時、背骨はS字型で、頭から首、骨盤にかけての重力はバランスよく保たれています。 マットレスに仰向けになった時にも、この背骨のS字ラインを保った寝姿勢でいることが理想です。 |
なぜ仰向けが重要なのかというと、人間は睡眠中は筋肉の緊張が低下することから、睡眠時間の約7割は仰向けで寝ていると考えられるからです。
ぐっすり眠るためには、仰向けで楽な姿勢が長く保てるマットレスが良いでしょう。
1-1-3.入眠時の姿勢で心地良さを感じる
寝たときに、心地良いと感じられるかどうかも大きなポイントです。
眠りが浅くなる原因のひとつに自律神経の乱れが挙げられますが、入眠時の心地良さは自律神経のバランスを整えてくれるのです。
【自律神経とは】 自律神経は、全身の器官をコントロールする神経系で、体の活動性を生み出す「交感神経」と、体を休息させる「副交感神経」から成り立っています。 悩みや不安、強いプレッシャーといったストレスが溜まると、体を動かす役割の「交感神経」が優位な時間が長く続いて自律神経のバランスが乱れてしまいます。 |
マットレスが心地良いとリラックスでき、副交感神経が有利になってスムーズに眠りに誘われます。
1-1-4.心理的な安心感が得られる
マットレスに限らず、寝具は心理的な安心感が得られることが大切です。
心理的な安心感とは、身を硬くして防御する必要のない、完全に「守られている」感覚です。 硬さ、反発力、そして清潔感のあるマットレスなら、その感覚が得られます。 たとえば、なんとなく不衛生なマットレスで眠ることを想像してみてください。 ニオイや肌触り、ホコリなど気になる点があると、安心して体を預けられませんよね。 同様に、寝具が硬すぎたり、変な反発力があったりすると、体だけでなく、心も落ち着かず開放されません。 |
心理的な安心感を得られる寝具は、私たちに無防備になる感覚を与えます。
心身の緊張を解き放ち、リラックスして眠りにつくことができます。
寝具が適切に身体をサポートすることで、不安やストレスを忘れて良質な眠りを得やすくなるのです。
参照:寝具と睡眠|バイオメカニズム学会誌vol.29 No.4(2005)
いかがでしょう。
こうした条件を満たすマットレスは睡眠の質に良い影響を及ぼします。
ただ、先述のように寝心地や安心感は人それぞれ異なります。
自分に合うマットレスの選び方については、2.睡眠の質を高めるマットレスの選び方|3つのポイントでくわしく解説しますので、そちらを参考にしてください。
1-2.睡眠の質|悪くなるマットレス・良くなるマットレスの例
睡眠の質とマットレスの関係性を、さらに具体的にイメージして頂くために、
- 睡眠の質が悪くなるマットレス
- 睡眠の質が良くなるマットレス
に分けて、各々どんなマットレスなのかを説明します。
1-2-1.睡眠の質が悪くなるマットレス
睡眠の質が悪くなるマットレスは、主に次のようなマットレスです。
マットレス(例) | 睡眠の質が悪くなる体の状態 |
硬すぎるマットレス |
|
柔らかすぎるマットレス |
|
不衛生なマットレス |
|
通気性が悪いマットレス |
|
体に適切なサポートを提供しないこのようなマットレスは、熟睡をもたらさず、たくさん寝ても疲労感や眠気が残ったり、肩こりや腰痛、首や背中の痛みといった問題が生じる可能性があります。
1-2-2.睡眠の質が良くなるマットレス
睡眠の質が良くなるマットレスは、主に次のようなマットレスです。
マットレス(例) | 睡眠の質が良くなる体の状態 |
硬さが適切なマットレス |
|
反発力が適切なマットレス |
(※)人の体は真っ直ぐではなく、緩やかなカーブを描いています |
通気性の良いマットレス |
|
適切なマットレスで寝ると、体圧分散、脊髄の健康(サポート)、体温調節などが促進され、良質な睡眠を得やすくなります。
体圧分散:横たわったときに体にかかる圧力を分散させること。快眠に影響を与える機能で、体圧分散が上手くいくと腰に負担がかからず、楽な状態で眠ることができる。
良いマットレスを選ぶことは、疲労の残らない、スッキリした目覚めを得ることに繋がるのです。
CHECK!
【みんなの声|マットレスで睡眠の質が上がった!】 ストレス社会といわれる昨今、睡眠の質や睡眠環境への関心が高まっています。 ツイッターで、睡眠環境や寝具の事情を投稿する人も少なくありません。 その中から、マットレスで睡眠の質が上がったという投稿をいくつかご紹介しましょう。
|
こちらの記事もおすすめ! マットレスのせいばかりではない?!様々な角度から「睡眠の質」に言及します。 |
マットレスと睡眠の質の深いつながりをご理解いただけましたでしょうか。
では、自分に合うマットレスはどうやって見極めればいいのか?
次章では、マットレスの選び方のポイントをお伝えしていきます。
2.睡眠の質を高めるマットレスの選び方|3つのポイント
あなたの睡眠の質を高める「マットレスの選び方のポイント」を、重要度順にご紹介します。
|
各々解説します。
何を基準にマットレスを選べばよいか分からないという方はぜひ参考にしてください。
2-1.ポイント①|適切な硬さのマットレスを選ぶ
もっとも重要なポイントは、マットレスの「硬さ」です。
マットレスは、仰向けで寝たときに背骨に沿って身体を正しく支え、椎間板の負担を減らしてくれる適切な硬さのものを選びましょう。
硬さが合わないと体圧分散が上手くいかず、心地良くリラックスできないため、睡眠の質も低下してしまいます。
ご存知のように、人の体は真っ直ぐではなく、凹凸があって緩やかなカーブを描いています。
このため、マットレスが硬すぎると、体にマットレスがフィットしないため、背中や腰など体の出っ張った部分に圧力が集中して負担がかかってしまいます。
血流が悪くなったり、痛みが出る可能性もあります。
一方で、柔らかすぎると腰が落ち込んで「く」の字型になり、腰痛の引き金になってしまいます。
適切な硬さのマットレス | |
硬すぎるマットレス | 柔らかすぎるマットレス |
「硬さ」は自分に合うマットレスを見極める際の、もっとも重要なポイントといえます。
個々の体重や寝るときの姿勢、好みによっても心地良いと感じる「硬さ」は違いますが、最初に述べた『背骨に沿って身体を正しく支えてくれる』という点に留意して、適切な硬さのマットレスを選びましょう。
2-2.ポイント②|適度な厚みのあるマットレスを選ぶ
2つめのポイントは、寝心地に大きく影響する「厚み」です。
適度な厚みのあるマットレスを選びましょう。
マットレスは7cm以下の薄いものから、30cm以上の厚いものまでさまざまな種類があります。
一般的には、高反発マットレスであれば、厚さ10cm以上、低反発マットレスなら、12cm以上のものがおすすめです。
厚みがなく、底つき感※があると腰に負担を与えてしまい、質の良い睡眠から遠ざかってしまいます。
底付き感:敷寝具が薄すぎて体の重さを支えきれず、床の硬さを腰などに感じること
一方で、厚さがあり過ぎると、体に合わず起き上がりにくかったり、通気性が悪くなる場合があります。
マットレスの厚みに関して基準値などはありませんが、『体を預けても底付きを感じにくい』ということを目安に、快適に感じる厚さを見極めましょう。
2-3.ポイント③|通気性の良いマットレスを選ぶ
ポイントの3つめは、通気性です。
通気性が高い素材や構造を備えたマットレスを選びましょう。
通気性の悪いマットレスで寝ると、熱がこもり、汗をかいてベタついたりして、よく眠れません。
適切な温度が維持されないため、寝苦しくなって睡眠の質も下がります。
また、通気性の悪いマットレスには、ダニやカビなどの発生リスクがあり、アレルギー反応や呼吸器の問題が生じることもあります。
通気性の良いマットレスを選べば、体が熱を発散しやすくなり、加熱や発汗を防ぐため、途中覚醒がなくなり、深い睡眠が得やすくなります。
体温と湿度を適切に調節し、さらっと快適な寝心地を提供してくれる通気性の良いマットレスを選んで、快適な睡眠環境を整えましょう。
3.【一覧あり】マットレスは7つの種類を知って選ぼう
マットレス選びのポイントをお伝えしましたが、実際にマットレスを購入する際には、種類について知識を持っておくことも重要です。
種類によって、前述の「硬さ」「厚み」「通気性」も違ってきますし、寝心地も異なるため、特徴を知っていることで選びやすくなります。
一般的なマットレスは、主に7つの種類に分けられます。
- 高反発ウレタン
- 低反発ウレタン
- 高弾性ウレタン
- 高反発ファイバー
- ラテックス
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
あなたに合うマットレスはどれでしょうか。
まずは、7種を比較した下表をご覧ください。
種類 | 体圧分散 | 通気性 | 特徴 | |
① 高反発ウレタン | 〇 | 〇 |
| |
② 低反発ウレタン | ◎ | △ |
| |
③ 高弾性ウレタン | ◎ | 〇 |
| |
④ ファイバー | △ | ◎ |
| |
⑤ ラテックス | ◎ | △ |
| |
⑥ ボンネルコイル | △ | ◎ |
| |
⑦ ポケットコイル | 〇 | 〇 |
|
①〜⑤は、ノンコイルマットレス、⑥⑦はコイルマットレスです。
体圧分散は、横たわったときに体にかかる圧力を分散させる機能のことで、フィット感ととらえて頂けるとわかりやすいでしょう。
以下に、それぞれの特徴を順に解説していきます。
3-1.ウレタンタイプ
クッション性の高いウレタンを使ったマットレスは、「高反発」「低反発」「高弾性」の3つに分けられます。
3-1-1.高反発ウレタン
「高反発ウレタン」マットレスは、硬めの寝心地で体が沈みこまないため、寝返りがうちやすいのがメリットです。
スムーズな寝返りで体への負担が分散され、腰の負担が軽減されます。
耐久性に優れていてヘタレにくく、また、密度の低さから、低反発に比べて通気性が良いのも魅力です。
ただ、小柄な人や体重の軽い人が使用すると、硬いままで体が沈まず、寝心地が悪く感じる場合があるので注意が必要です。
高反発ウレタンマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 2万円〜5万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-1-2.低反発ウレタン
「低反発ウレタン」マットレスは、柔らかく体に馴染んでくれるのが特徴です。
体を包み込むように沈み、かけられた圧に応じて形を変えるため、体圧分散性に優れています。
衝撃吸収性にも優れているため、横揺れしにくく快適な寝心地に導きます。
ただ、沈み込みが深い分、寝返りが打ちづらく感じる場合があります。寝返りがうてず、同じ寝姿勢が続くと、体に負担がかかって腰痛につながる恐れがあるので注意しましょう。
保湿性が高いので冷え性の人にはおすすめですが、一方で通気性が悪く、お手入れをしないとカビが発生しやすいデメリットもあります。
低反発ウレタンマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 1万円〜3万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-1-3.高弾性ウレタン
跳ね返るような弾力性が特徴の「高弾性ウレタン」タイプは、高反発と低反発のメリットを併せ持ったマットレスです。
最初は高反発のような寝心地ですが、柔軟性があるため体によりフィットしやすく体圧分散性に優れています。
一方で、反発弾性が同時に働くため、低反発のように体が沈み込んで寝返りがうちづらいといったことはありません。
高弾性ウレタンマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 5万円〜6万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-2.ファイバー
「ファイバー」マットレスは、ポリエチレンなどの樹脂素材で作られたマットレスです。
密度の高いウレタンと違い、繊維状にした樹脂(ファイバー)が網目状になっていて通気性が良く、水洗いできるので、マットレスを毎日清潔に保ちたい人におすすめです。
丸洗いしても乾燥時間が短いこと、軽くてお手入れしやすいのも魅力です。
また、高反発のウレタンタイプと同等の反発性があり、寝返りがうちやすいのも特徴のひとつ。
体圧分散に優れていて、腰への負担も軽減されます。
ただし、他に比べて耐久性が低いこと、寝心地が硬めで、柔らかさを求める人には向いていないなどの注意点があります。
ファイバーマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 3万円〜6万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-3.ラテックス
「ラテックス」マットレスは、ゴムの木の樹液を原材料とした、天然素材ならではの心地良さが魅力のマットレスです。
硬さは高反発と低反発のちょうど中間ほどで、沈み込みすぎない独特の寝心地です。
ソフトでありながら、しっかり体を支える硬さも合わせもっていて、体圧分散性に優れています。
耐久性があり、ウレタンなど他の素材に比べて型崩れしにくいのも特徴です。
ただし、通気性が悪く、他の素材に比べて重く扱いづらいこと、また高価であるというデメリットもあります。
ラテックスマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 7万円以上(天然ラテックス100%の場合) |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-4.コイルマットレス
コイルマットレスは、マットレスのクッション層にコイル(ばね)を使用したマットレスで、スプリングマットレスとも呼ばれます。
コイルマットレスには、「ボンネルコイル」タイプと「ポケットコイル」タイプの2種類があります。
各々についてみていきましょう。
3-4-1.ボンネルコイル
「ボンネルコイル」マットレスは、複数のコイルスプリングを連結させて面を作っているマットレスです。
コイルスプリングが連結して1つの面になっていて、畳の上に布団を引いたような硬めの寝心地と、寝返りが打ちやすいのが特徴です。
荷重が全体にかかるためコイルスプリングがへたりにくく耐久性に優れていること、また、コイルスプリングの隙間が全体に広がっているため風通りが抜群で、通気性に優れているのも魅力です。
ただし、コイルが連結していて振動が全体に伝わってしまうため、2人以上で寝る際には、寝返りや軋みが気になるかもしれません。
また、体圧が分散されづらく、背中や腰に負担がかかるってしまう能性があります。
ボンネルコイルマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 1万円〜3万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
3-4-2.ポケットコイル
「ポケットコイル」マットレスは、小さな不繊維の袋に1個ずつくるまれたポケットコイルを並べて面が作られています。
コイルが体重を点で支えるため、身体に柔らかくフィットしやすいのが特徴です。
コイルそれぞれが人間の動きに応じて独立して作用し、立っているときに近い寝姿勢が保てます。
体の自然なラインをキープすることによって、脳や体をリラックスさせ、質の良い睡眠へと導きます。
構造から、振動や軋みが他のコイルに影響しないので、家族でベッドを共有したい人にもおすすめです。
注意点としては、コイルが1つずつ布にくるまれているため風通しが悪いことが挙げられます。
小まめなお手入れが必要で、耐久性はボンネルコイルに劣ります。
ポケットコイルマットレス | |
価格帯 ※シングルサイズでの目安です | 2万円〜5万円前後 |
特徴 |
|
注意点 |
|
こんな人にオススメ! |
|
4.【種類別】睡眠の質を上げるマットレス|おすすめ7選
前章で説明した種類別に、おすすめのマットレスを7選ご紹介します。
いずれも、楽天やAmazon等で、4.0以上のレビュー評価を得ている人気の商品になります。
1.【高反発ウレタン】サンモト|体圧分散型高反発ウレタンフォームマットレス |
2.【低反発ウレタン】GOKUMIN|低反発マットレス |
3.【高弾性ウレタン】快眠タイムズ|マットレス |
4.【ファイバー】エアウィーヴ|スマート01 |
5.【ラテックス】ボディドクター|レギュラーマットレス(天然100%ラテックスフォーム) |
6.【ボンネルコイル】タンスのゲン|高密度ボンネルコイルマットレス |
7.【ポケットコイル】GOKUUMIN|プレミアムスプリングマットレス |
それぞれ解説しますので、睡眠の質を上げるマットレス選びの参考にしてくださいね。
4-1.サンモト|体圧分散型高反発ウレタンフォームマットレス
出典:楽天市場
サンモトの体圧分散型高反発ウレタンフォームマットレスは、厳選された素材を使った国産の高反発マットレスです。
約1,000個以上の凹凸構造が、バランスよく身体のラインに合わせて体圧を分散し、身体の圧力を軽減。自然な寝返りをサポートします。
また、側生地には、甲州で織り上げた肌触りの良い先染め織物を使用。
熟練の職人がひとつずつ作り上げた一品が、ワンランク上の快適な眠りを演出します。
【サンモト】体圧分散型高反発ウレタンフォーム | |
寄付金額 | 73,000円(税込・送料無料) |
サイズ(シングル) | 100㎝×200㎝×7㎝ |
材質 | 中材:ウレタンフォーム 側生地:アクリル70%ポリエステル30%(甲州織) |
ご購入はコチラ |
ここもチェック!
【ふるさと納税で寝具をお得にゲット!】 ふるさと納税を活用すると、「体圧分散型高反発ウレタンフォームマットレス」をお得に手に入れることが可能です。 ふるさと納税は、応援する自治体に寄付をすることで寄付金控除として所得税や住民税を差し引ける制度のこと。 手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。 寄付のお礼として受け取れる地域の名産などの返礼品が人気ですが、その中にマットレスもあります。 納税者それぞれに控除上限額が決まっており、その控除上限額を超えなければ、自己負担額2,000円の持ち出しで、こちらのようなマットレスを受け取ることができるので大変お得です。 当サイトを運営する山梨県都留市では、マットレス以外にも羽毛掛け布団や枕などの寝具を数多く返礼品として用意しているので、ぜひ検索してみてください。 |
4-2.GOKUMIN|低反発マットレス
出典:楽天市場
GOKUMINの低反発マットレスは、新開発のジェルメモリーフォームが体の凹凸に合わせて自在に変形し優しくフィット。
包み込まれるような、極上の寝心地を叶えます。
体の負担を軽減し、自然な寝姿勢を保つ体圧分散性能を備え、朝まで快適な良質の睡眠を届けます。
【GOKUMIN】低反発マットレス | |
価格 | 10,998円(税込・送料無料) |
サイズ(シングル) | 製品サイズ:約97×195×5cm 製品重量:約4.5kg 収納袋サイズ:103×67×15cm 化粧箱サイズ:27.5×27.5×52cm |
材質 | 中材:新開発低反発ジェルメモリーフォーム カバー生地:高級ニット生地(レーヨン30%ポリエステル70%) |
ご購入はコチラ |
4-3.快眠タイムズ|マットレス
出典:快眠タイムズ
快眠タイムズのマットレスは、人間工学、睡眠学に基づいて設計された「睡眠の質を高める」マットレスです。
- 3つの層からなり、体への負担を感じさせない寝心地を実現
- 体の生理的湾曲を適切にサポートし正しい寝姿勢に導く
- 独自開発の生地によって睡眠導入時に低下するべき体温変化を適切にアシスト
利用者からは、「腰や肩の痛みがなくなった」「体が軽くなった。寝具でこんなに違うとは…」といった声が寄せられています。
取り扱いは公式サイトからのみで、トライアル期間(無料お試し期間)が設けられています。
寝心地を試して合わなかった場合、商品到着から60日以内であれば返品できるので安心です。
【快眠タイムズ】マットレス | |
価格 | 50,000円〜74,000円(税込) |
種類(サイズ) | シングル、セミダブル、ダブル、クイーン |
材質 | 本体:ウレタンフォーム(エルゴ・クラウド) 表地:再生繊維(テンセル)100% 中糸:羊毛50%・ポリエステル50% 裏面:ポリエステル100% |
ご購入はコチラ |
4-4.エアウィーヴ|スマート01
出典:楽天市場
エアウィーヴの「スマート01」は、今使っている寝具の上に1枚重ねるだけで、お手軽にワンランク上の寝心地が体感できます。
独自の技術エアファイバーの優れた体圧分散性と復元性が熟睡をサポート。
極上の睡眠が得られます。
薄型なので、丸めて収納も可能です。
【エアウィーヴ】スマート01 | |
価格 | 38,500円(税込)送料別 ※送料は別途かかります ※価格は変動する場合があります |
サイズ | 幅:約97cm 長さ:約195cm 厚さ:約4cm 重さ:約5kg エアファイバー®の厚さ:3cm |
材質 | ●カバー ・表面(メッシュ地)=ポリエステル55%・綿45% ・中綿= ポリエステル100% ・裏地=ポリエステル100% ・裏面=ポリエステル100% ●中材(エアファイバー®) ・ポリエチレン100% |
ご購入はコチラ |
4-5.ボディドクター|レギュラーマットレス(天然100%ラテックスフォーム)
出典:Amazon
ボディドクターでは、ヨーロッパで約百年もの歴史を持つラテックスフォームを使用しています。
レギュラーマットレスは、柔らかすぎず硬すぎない、自然な睡眠姿勢を導く理想の正反発マットレス。
優れた体圧分散により自然な眠りを実感、良質な眠りに必要な正しい睡眠姿勢と、無理のないスムーズな寝返りをうつことが可能になり、身体に負担がかかりません。
疲労回復、ストレス、腰痛、肩こり、そして美容のために、他の素材で得られなかった寝心地が体験できます。
【ボディドクター】レギュラーマットレス(天然100%ラテックスフォーム) | |
価格 | 74,800円(Amazon価格) ※価格は変動する場合があります |
サイズ(シングル) | 195×97×11cm 本体重量:約15kg |
材質 | 中身:100%天然純粋ラテックスフォーム カバー:綿(65%)・ポリエステル(35%) |
ご購入はコチラ |
4-6.タンスのゲン|高密度ボンネルコイルマットレス
出典:Amazon
高密度ボンネルコイルマットレスは、高密度のコイルが体全体を面で支えます。
負荷のかかりやすい腰回りなどを持ち上げて、沈み込みを防ぎ、安定感のある寝心地が得られます。
横揺れが少なく、きめ細かく体圧を分散、さらに耐久性にも優れています。
へたれにくく、体をしっかり支えて良質の睡眠へ導く、頼りがいのあるマットレスです。
【タンスのゲン】高密度ボンネルコイルマットレス | |
価格 | 7,999円(税込・送料無料) ※価格は変動する場合があります |
サイズ(シングル) | 195L x 97W x 17Th cm |
材質 | 表・側面:プリント生地(ポリエステル100%) 裏面:不織布 / 内部: ボンネルコイルスプリング(線径2.1mm) |
ご購入はコチラ |
4-7.GOKUUMIN|プレミアムスプリングマットレス
出典:楽天市場
プレミアムスプリングマットレスは、細部までこだわりを詰め込んだ良質なマットレスです。
・クッション材に高品質・高反発ウレタンを贅沢に使用
・高品質ポケットコイルを高密度に配置して体圧をしっかり分散
・外周に高い強度のコイルを配置して耐久性をアップ
・通気性にこだわった側面生地とコイル配列
・肌触りがよく、高級感溢れるデザイン
体全体が浮いているような極上の寝心地が、深く心地良い眠りを引き寄せます。
【GOKUMIN】プレミアムスプリングマットレス | |
価格 | 19,998円(税込・送料無料) |
サイズ(シングル) | 製品サイズ:約97×195×20cm 製品重量:約22kg コイル数:496個 化粧箱サイズ:32×32×105cm |
材質 | 材質:スプリング: SWRH-70B-C種 、高反発ウレタンフォーム(密度32D、硬さ180N) 表面生地:高級ニット生地(レーヨン35%ポリエステル65%) 裏面生地:ポリエステル100% |
ご購入はコチラ |
5.店舗で「睡眠の質を高めるマットレス」を見極める3つの秘訣
おすすめのマットレスをご紹介しましたが、お安い買い物ではないので、通販サイトでの購入をためらう方も少なくないと思います。
お試し期間のある商品もありますが、できれば店舗で実際のマットレスに触れてみたいですよね。
ただ、多くのマットレスを目の当たりにしても、どれが自分の求めるマットレスなのか?を見極める指標がなければ、適切な商品は選べません。
店舗でマットレスを選ぶ際は、まず“試し寝”をして、自分に合うかどうかを確かめる必要があります。
5章では、店舗で「睡眠の質を高めるマットレス」を見極める“試し寝”の秘訣を伝授します。
|
順に解説します。
店舗を訪れる前にしっかり把握しておきましょう。
5-1.第一印象で4つの感覚を確かめる
まず、第一印象で下記の4つの感覚がないかを確かめましょう。
睡眠の質を低下させる可能性のある感覚です。
・柔らか過ぎたり、硬すぎたりする
・腰や背中に圧迫感がある
・背中が浮く感覚がある
・腰が沈み込んでいる感じがする
こうした感覚があった場合、そのマットレスを選ぶのはやめておきましょう。
寝転んだ瞬間に感じる第一印象はとても重要です。
直感的に合わないと感じたものを、良いマットレスなんだからと我慢して使用しても、決して良質の睡眠には辿り着けません。
特に、柔らか過ぎて腰が沈み込むものや、背中が浮いて隙間ができるようなマットレスは、腰を痛めるリスクがあるので注意してください。
5-2.寝返りのしやすさを試す
寝返りがしやすいかどうかを試しましょう。
1-1.【4つの条件】睡眠の質を高めるマットレスでも解説したように、寝返りは、良いタイミングでレム睡眠からノンレム睡眠、ノンレム睡眠からレム睡眠へと睡眠段階を移行させるスイッチのような役割を果たします。
また、血液循環を良くしたり、体温を調節する働きもあります。
寝返りがしにくいマットレスでは、同じ姿勢がずっと続くため、血管が圧迫されて血行が悪くなります。体温調節が上手くいかずに熟睡しにくくなります。
候補のマットレスの上で何度か寝返りをうってみて、力を入れなくても楽に寝返りがうてる商品を選びましょう。
5-3.きれいな寝姿勢が保てるかをチェック
最後に、きれいな寝姿勢が保てるかをチェックしてください。
睡眠の質を上げるためには、寝姿勢を保てるマットレスを選ぶことが重要です。
理想とする正しい寝姿勢とは、地面に立っているときの姿勢に近いものです。
立っている時、背骨はS字型で、頭から首、骨盤にかけての重力はバランスよく保たれています。
マットレスに横になった時にも、この背骨のS字ラインを保てていることが理想の寝姿勢になります。
くびれ部分が浮いていたり、腰とお尻が沈みすぎていたりすると、S字ラインが保てません。
寝姿勢が保てないマットレスでは、寝ても疲れが取れなかったり、朝起きると疲れていたりといった症状が現れる可能性があります。
試し寝をする際は、かならず寝姿勢をチェックしましょう。
自分で見られない場合は、店舗スタッフに手伝ってもらうのも一案です。
6.まとめ
マットレスは睡眠の質に大きな影響を与えます。
自分に合った下記のようなマットレスで眠ると、睡眠の質が向上します。
- 硬さが適切なマットレス
- 反発力が適切なマットレス
- 通気性の良いマットレス
店舗でマットレスを選ぶ際は、次の点に留意しましょう。
☑️ 柔らか過ぎたり、硬すぎたりしないか
☑️ 腰や背中に圧迫感はないか
☑️ 背中が浮く感覚はないか
☑️ 腰が沈み込んでいる感じがしないか
☑️ 寝返りはしやすいか
☑️ きれいな寝姿勢が保てるか
記事を参考に、あなたに至福の眠りをもたらすマットレスを選んでいただけたらと思います。
コメント